2009年10月6日火曜日

W杯興奮度、4年ごとに下がっているのは私だけ?

1986年のメキシコW杯から見始めて、4年に一回の恒例行事として
欠かさず見ていたワールドカップ。
しかし、4年ごとに興味が薄れていくのは私だけであろうか。

おそらく、サッカーのレベルは上がっていると思う。
なのになぜ、興味が薄れていくのだろうか。

私の中の要因としては、14年前に現役をやめているからだろう。
現役のときは、W杯の試合を見るたび、
「こんな技、やってみたいなあ」と思い、次の日、
グランドで友人と練習してみたりしたが、
今は試合を見ても、「ふーん、うめえなあ」と
思うだけである。

しかし、現代サッカーにも原因はある。

それはディフェンスのレベルアップだと思う。
または、ディフェンス重視になったためである。

もう、86年の準々決勝のフランス対ブラジルのような、
ある意味ノーガードでの打ち合いみたいな試合は
見ることもないのであろう。

そして、ディフェンスの重視から、昔のファンタジスタ的な存在が、
不要になったからだろう。

おそらく、今の子供たちはメッシやC.ロナウドのような選手に
憧れるだろうが、ジーコやプラティニに変わる選手が
いなく、そんな選手になりたいとは思わないだろう。

なぜ、ディフェンス重視だとファンタジスタが不要か?
それはそのファンタジスタをつぶせば勝てるからだ。

そして、どの主審もファールに対して甘くなっていて、
どちらかというとディフェンスに有利になっている。

これによって、ファンタジスタとしてプレーをしたいと
思っていた選手は、プレースタイルを変えなければ
生きていけないと悟る。

中村俊輔がその典型だろう。

86年であれば、俊輔のような選手はディフェンス面での貢献を
免除されていただろう。その分、好きなようにイメージして、
好きなプレーをして観客を沸かせてくれただろう。

しかし、ファンタジスタもディフェンスをすることが
当たり前になった今、そのディフェンス意識と引き換えに、
面白いプレーが半減していってしまったのだ。
おそらく、2002年の日韓W杯での落選からそうせざるを
得なくなったのだろう。

しかし、私はそのW杯前に行われた日本対ホンジュラス戦での
俊輔が好きだし、もっと、わくわくして俊輔を見ていた。

これは俊輔に限らず、名波浩や小野伸二にもいえることで、
マイフェイバリットな選手たちの面白いプレーを見る機会が
少しづつ減っていき、見れなくなってしまうことは、
なんともさびしい限りである。


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