2009年10月12日月曜日

プロがアマに負ける訳

浦和レッズがアマチュアのチームに負けた。

おそらく、Jリーグのチームは格下のチームとやるとき、
周りからは「勝って当然」のように思われるため、
ものすごくいや~なじんわりとしたプレッシャーがあるのだろう。

しかし、チーム力に大差がある場合、
試合が始まって、相手の技量やフィジカルなどがわかってくると、
「ああ、いける。」と精神的に軽くなり、パスも回りだし、
シュートチャンスが生まれ、決定機が増えてくる。

1点でも早い時間帯に先制すると、「次は2点目。」と気持ちも
楽になってきて、2点、3点取ったら大体、試合は決まる。

では、なぜアマチュアに負けたのか。

それは、個々の力の差が、それほど開いていないからではないだろうか。
昔、名古屋グランパスに浅野という選手がいたが、
その前は社会人チームにいたという。
社会人でも、プロを目指して練習している人がいたり、
かなりレベルが高いと思われる。

それでも、プロを目指しているチームがプロに勝つという事実は
プロ側に理由があると思う。

それは、プロチームに入ってから、
あんまり成長しない選手が多いからではないか。

なんでこんな失礼なことを書くかというと、
若いときにU23代表やU20代表に選ばれた選手でも、
その後、あまり活躍できていない選手が多いことが気になっている。
U23代表のときはJのチームでもレギュラーだった選手が、
27、28、29と歳を重ねてゆくごとにサブに回り、
J2に移籍したりするのを見かける。

なぜ、こういう現象が起きているのか。

それは、個人の能力を上げるための練習が
不足しているからではないか。

どちらかというと戦術的な練習のほうが多いからではないか。
まあ、これは憶測、妄想はなはだしいが、何が言いたいかというと、
今、いろいろシステムとか戦術が複雑になっているが、
結局、サッカーの勝敗は個々の能力の総体が上回っているほうが、
勝つ確率が高いということである。

オシムが来て、ジェフ千葉が変わり、勝てるようになった。
オシムは練習でめちゃくちゃ走らせるらしい。
個々の体力アップだけが躍進の原因ではないだろうが、
その割合は大きいだろう。

プロサッカー選手も本来はプロボクサーとなんら変わらないと思う。
個人のスピード、体力、パンチ力、等々レベルを
上げてリングに上がる。
コーチはそのレベルを上げるために、練習メニューを考え、指導する。

C.ロナウドがあれだけ、いろんなことが出来るようになったのも、
半端じゃないくらい練習をするらしい。
昔はドリブルだけが突出していて、他のプレーはそこそこだったのだ。

才能に溺れず、現状に満足することなく精進する。
その結果、いい試合をして勝つ。
その姿に観客は感動し、「お金払って見に来て良かったな。」と思う。
プロの試合というのは常にこうであってほしい。


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