2009年10月19日月曜日

プレスの代償

深夜に、J2の東京V対水戸の試合をやっていたので見た。
水戸は、前線からどんどんプレスをかけていた。
相変わらず、主審はあほのように、ファールを流すため、
水戸の選手は「怪我させてもかまわない」というくらい、
相手を追い回して、ぶったおして、ボールを奪ったりしていた。
しかし、ボールを奪っても、その後の攻撃でミスが多く、
結果負けた。
私は、この試合を見て、最近行われたオランダ対日本の試合を
思い出した。試合後のオランダ側の論評は
「日本は前半はプレスが効いていたが、後半途中から、
ばてたため、プレスが効かなくなった。」
「前半でも、日本人はゴール前で迫力がなく、
点を取られる気がしなかった。」
という内容だった。
岡田監督も「あのプレスを90分持たせないと・・」という
ようなコメントだった。
ここで、思いっきり素人解説をする。
実は体力的には10分も持っていない。
あんなプレス、やめた方がいい、というのが私の意見である。
なぜか。
前半のプレスとゴール前の迫力がないというのは
相関関係があるのだ。
あの追い回しプレスによって、体力を奪われ、取った後の攻撃で、
どうしても、シュートに力が出ないのだ。
日本人のプレスは、「世界相手では、個人だけではボールを
奪えない。なので、人数をかけて取りに行こう。」というのが
前提だったと思う。
しかし、今の日本代表であれば、個の力でボールを取ることを
前提にしてもいいのではないか。
メッシのような選手にだけ、複数人のプレスをかければ
いいのではないか、と思う。
ヨーロッパのサッカーを見ても、オフェンシブの選手は、
あそこまでのプレスをかけたりしない。大事なところで、
体力を使うため、残すべきところは残しているのである。
大事なところで体力を残さないとどうなるか。
それは、2006年ドイツW杯、日本対クロアチアで現われている。
柳沢がゴール前3mでフリーであり、かつシュートコースが
広く開いていたにもかかわらず、外してしまった。
テレビで見ていて「おい!」と思ったが、サッカーで、
体力が切れ気味のときにあのようなボールが来ると、
あのようなことはよく起こるのである。
細かく言うと、軸足に力が入らない。
軸足に力が入らないと、思った方向にボールがいかないのだ。

「ゴール前での迫力がない。」
せっかく岡崎のような選手がいるのに、こう言われるのは悔しい。
日本代表には、もっと個人のディフェンス力を信じて、プレスを
かけるところとかけないところを分けて望んでもらいたいと
つくづく思う。

※東京Vの河野選手、ドリブルがうまくて楽しかった。
若いので、今後に期待します。


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