2009年12月19日土曜日

ボールポゼッション

クラブワールドカップのアトランテ(メキシコ)と
バルセロナの試合を見た。

前にアトランテとオークランドシティ(ニュージーランド)
の試合を見て、圧倒的にアトランテがゲームを支配していた
し、結構みな速くてうまいので、バルセロナは苦戦するだろう
と思っていた。

しかし、試合が始まってみると、格の違いが明らかだった。
アトランテはオークランドシティに対して7割の
ボールポゼッション率であったが、
バルサとやれば全く逆となり、バルセロナが7割の
ポゼッションを取った。

この結果から見てわかることは、アトランテはボールを
チーム全体でキープしたくてもバルサ相手だとできない
ということ。
つまり、バルセロナはディフェンス力も強いということが
わかる。
また、バルサからボールを奪いたくてもできないと
いうことができる。
バルセロナはカンテラの子供の頃からボールポゼッションの
練習をするらしい。
狭いコートで10対10くらいの人数でパスを回す練習を
している。
それが、あの芸術的パス回しに直結しているようだ。
第2の動き、第3の動きが実にスムーズだ。

おそらく、決勝のエストゥディアンテス戦でも
ボールポゼッションで圧倒するだろう。
ベロンの活躍も期待して、いい試合になることを
期待している。

2009年12月8日火曜日

追い回しプレス

最近のJ1、J2の試合を見て気になっていることがある。
オフェンシブの選手がディフェンスにがんばっていて、
相手のバックがパスをゆっくり回そうとしたときに
トップやオフェンシブハーフが追い回している姿を
を良く見る。

以前にも、親善試合のオランダvs日本の感想として、
あのようなプレスはやめた方がいいと書いた。

しかし、Jリーグでも追い回しをやっているチームが
多いように見受けられる。

私はこのプレスが効果的でないとは思わない。
相手チームは自由にパスを回せないし、
ボールを奪える可能性も高い。

しかし、はっきり言って面白くない。
追い回しによる体力の消耗から影響。
1つはミスが多い。
2つは1対1も仕掛けない。またはキープできない。
3つはトップの裏への飛び出しも少ない。

相手の自由も奪うが自分たちの自由も奪う。

見ている客の中には、高い技術を見に来ている人も
いるだろうが、その高い技術をつぶしあっていることに
力を注ぎすぎているため、 
高い技術を見ることが出来ない。

勝つためにはそうするしかないか。
南アフリカW杯も同じようなプレスを仕掛ける
のだろう。
今後もこんなプレスが日本の主流になりそうだ。

勝敗以上に面白いプレー、迫力ある攻撃を見たい
日本代表ファンにとっては、
あまり期待が出来るW杯にはならなさそうである。


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2009年12月2日水曜日

ペース配分

先日、ダイエットのため、10kmジョギングした。

近くに大きい公園があり、その外周を走った。
時間を見ると1時間30分かかった。

あれ?1時間30分ってサッカーの試合の時間と同じだな。
海外の代表選手の試合走行距離が
11kmだとかテレビでやってたな。
そんな速いペースで走ってないぞ。
時速で換算すると1時間30分の3分の2が1時間なので、
例えば1試合12km走ったとしたら平均時速はその3分の2なので、
時速8km。
これって、スポーツジムのランニングマシーンを使っている
おばちゃんでもこれくらいのペースだぞ。

前に日本代表の試合で、全選手の走行距離を測っていた。
そして長い距離を走るように指示が出ていたそうだが、
ほとんど意味がないのではないか。

サッカーの体力の使い方は実に複雑だ。
1対1では100%だったり、
ボールがないところでは30%だったり、
ボールをもらう動きでは70%だったり。
また、走る距離も30m、20m、10mとさまざま。
また、ボールの収まりが悪いチーム
(トラップミス、パスミスが多いチーム)では、
攻守の切り替えが多くなるため、体力の消費が多くなったりする。

無酸素運動と有酸素運動の繰り返しで、
本当にきつい。

要は距離の問題でなく、1試合通して効果的な動きが
連続して出来ているかの問題が重要ではないか。

そして、効果的な動きをするための体力の問題として
ペース配分がある。

2006年ドイツW杯の日本vsオーストラリアで、
ヒディング監督が選手に指示したことを
テレビで放映されていた。
「日本は後半20分くらいから体力が落ちる。その時間が勝負だ。」
という内容だった。

要するに、日本人はペース配分を考えない、
または、ペース配分が下手であるということである。

私もサッカー人生を通して、ペース配分を教わったことはない。
ヨーロッパや南米はどうなんだろう。

技術や戦術を覚えることがサッカーにおいて最も重要なことでは
あるが、うまい「さぼり方」を覚えることも重要なように思う。


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2009年12月1日火曜日

上空図

CLのバルセロナvsインテルの試合を見た。

バルセロナのホームではあるが、負けると
CL予選グループリーグ敗退が濃厚になってくる
というプレッシャーのかかった試合だった。

さらにメッシとイブラヒモビッチが怪我のため
先発から外れていた。

これはピンチだぞとか一瞬思ったが、
結果を先に知っていたため安心して見ていた。

試合開始からバルセロナは往年のACミランの
ごとく、相手陣内で激しいプレスをかけまくる
という戦術を取った。

前半の途中でコーナーから1点、何分後かして
素晴らしいパス回しからペドロが2点目を決めた。

後半もバルサのペースで2-0の勝利。
メッシもイブラヒモビッチも休ますことが出来て
言うことなしの試合だった。

この試合の2点目にスポットを当てる。
イニエスタからシャビにパスを出して、
それをシャビがアウベスにスルーパスを出したシーン。

ここに1つの疑問がある。
イニエスタはアウベスにパスを出せたはず。
なぜシャビに?

可能性として3つ考えた。
①普段の練習で同じような形があった。
②アウベスに出すと相手DFが詰めれる位置だったので
とりあえず近くにいるシャビに。
③シャビから見えるパスコースがイニエスタにわかった。

①か②だったらまあそうだろうなと思うが、
③だったらすご過ぎじゃないか。
イニエスタには3つの目があって
1つの目は上空からコートを見ているようである。

事実はわからないが、他のプレーを見ていても
そんな感じがする。

2005年に初めてイニエスタを見てから4年。
年々進化している姿に頭が下がる。

※バロンドール、やはりメッシでした。
2位と4位、順位が逆でしょ?
やはり、派手なプレーしないとだめなのかな・・

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2009年11月27日金曜日

昨年のクラシコ

昨年のクラシコ(レアルマドリvsバルセロナ)の試合をひかりTVで見た。
バルセロナがアウェーでありながら、6対2で大勝した試合だ。

勝点82のバルセロナと勝点78のレアル。
レアルが勝てば、勝点1差に迫り、さらにレアルのホーム
であることから、僅差のいい試合になることが予想されていた。

前半の最初は、ロッペンの突破が何度かあり、先制点も
レアルが先に取った。
はじめはバルサも中盤のプレスが厳しく自由にできなかった。

しかし、前半の中ごろから、シャビとイニエスタを中心とした
芸術的パス回しにレアルの中盤が、全くついてこれなくなった。

そのパス回しに振り回された後、メッシがフリーになり、
アンリがフリーになり、結果6点。

レアルのキーパー、カシージャスにミスは一つもなかった。
レアルの選手のプライドがずたずたにされ、観客も静かになり、
ちょっと異様な重い空気になっていた。

「こんなに差があったとは・・」と驚いているようだった。

そして、今年の11月29日に、そのクラシコがある。
レアルの補強に「金でものいいやがって」と批判がある。

しかし、なぜ、その補強に踏み切ったのかが良くわかる。
レアルのクラブの人間が、昨年のクラシコで、
「おのれ、バルセロナ!!この屈辱、いかにして晴らそうぞ!」
とまるで戦国武将のような気持ちがこの補強を行わせたのだろう。

今年のクラシコ、一体どうなることか。
カカ、ロナウド、シャビアロンソ、ベンゼマがどこまでやれるのか。
今から楽しみで仕方がない。


※昨年の試合で結果がわかっていても、面白かった。
いやー、特にすごかったのはシャビ。
本当にスーパーだった。

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2009年11月26日木曜日

久しぶりのサッカー

先日、十年ぶりくらいにフルコートのサッカーをした。

個人参加型フットサルのメンバーで行った。
いつも使っている体育館が使えないということで、
その近くの中学校の校庭で、ナイターでのサッカーだった。

フットサルより、長い距離を走るため30過ぎにはかなり
きつかった。

サッカーをやってみて、改めてフットサルというスポーツが
流行したことに感謝した。
なぜなら、ボールタッチする機会がフットサルの方が断然多い。
また、体力の面でもフットサルの方が30代にはよいと思う。
(個人差はあると思うが)
また、スライディングタックルとかないので、怪我する確率はサッカー
より低い。

ただ、久しぶりにロングパスが通ったときは快感だった。
たまにはサッカーもいいなあと実感した。

体が動くうちは、サッカーとフットサルを続けていこうと
思う。


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2009年11月20日金曜日

裏日本代表

今回は、全く日本代表に呼ばれない選手で、
チームを作ったらどうなるか、
妄想しまくりました。

FW ----------------平山-----------------

MF --柏木----------小川佳-----------乾---

MF ------------明神-------小笠原---------

DF -新井場------槙野-------松田------加地-

GK ----------------曽ヶ端----------------

うーん、センターバックがきついか。
で、指示は
「両サイドの柏木、乾はどんどん仕掛けろ。」
「後は自由に思いっきりやれ。」
くらいか。

「連動性」とか「個人でやろうとするな」とか、
そんな選手を縛るような空気はサッカーにいらない。

一緒に練習や試合をするうちに、
「あいつはこういうイメージを持っているんだな」
とか解るし、息があってくる。

個人で自由に思いっきりやれば、
裏日本代表の方が今の代表より強いかもしれない。


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2009年11月19日木曜日

パチンコサッカー

なぜ、日本人は個人での突破をしなくなったのだろう。

Jリーグでも、日本代表でも、個人突破する選手が
あまり、見受けられない。
1対1の勝負を避けて、後ろに戻したりすることが多い。

また、1対1を仕掛ける選手は日本代表にあまり選ばれない。

元レッズの永井や相馬、家長、セレッソの乾や広島の柏木など、
ドリブルがうまいし、代表に呼ばれるかと思っていても、
全く呼ばれない。

代表の選手を見ると、ドリブルに卓越した選手があまりいない。
玉田くらいか。
大久保は昔、ドリブルうまかったのにほとんど見なくなった。
長谷部は最近になってドリブルを見るようになったが、
継続するのか。

前にも書いたが、ファンタジスタ的な存在が日本でも世界でも
少なくなっている。
世界にはドリブラーはたくさんいるが、日本では少なくなっている。

つまり、日本にはファンタジスタもドリブラーもいなくなっている。

この2つのタイプが消えつつある今、
日本のスタイルは、例えると、
パチンコが杭に当たって落ちていくように、
ボールがぽんぽん動いていくことが主体のようだ。

日本代表はスペインのスタイルをモデルにしているらしいが、
スペインとはぜんぜん違う。
イニエスタとシルバという素晴らしいドリブラーがいる。

バルセロナでも、メッシとイニエスタとアウベスがいるし、
ペドロやシャビもドリブルがうまい。
バルセロナでは、カンテラの頃から、
サイドのアタックゾーンでは1対1をしかけろと
教わっているそうだ。

そういう中でメッシやイニエスタのような選手が
育ってきたとすれば、
日本がスペインやバルセロナをモデルにするならば、
もっと1対1で仕掛けていく風土が出てきても
いいんじゃないかと思う。

しばらくは、このパチンコサッカーを見るしかなさそうなので、
何年後かの乾、柏木の代表に期待したいと思っている。


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2009年11月16日月曜日

みんなでやろーぜ

親善試合の南アフリカ対日本の試合を見た。

感想を考えたがあんまり思いつかない。
見ていて思うのは「ないものねだり」ばかり。

私はサッカーを見るときに何を期待するかというと
「面白いプレーをする選手はいないかな。」だけである。
だから、オフェンシブな選手はもちろん、
キーパーでもバックでも
「こいつ、うまい!」と思うとその選手にボールが
来ることを期待する。

戦術とかシステムはテレビで見ても良くわからない。
だから、見る視点は、遠藤のスルーパス、ロングボールや
松井のトリッキーなフェイントや俊輔の個人技などを
期待して見ている。

自分でも大分偏った見方をしていると思うが、
その視点ゆえ、この南ア戦、いまいち見ごたえを感じない。

全員が全体を意識しすぎるため、
個人で崩すイメージがあまりないのだろうか。

昔はカズがダブルシザースとかで相手をかわして
盛り上がったりしていた。

中田のドリブルも、わざと相手が「取れるかな。」と
いうところにボールを出して、相手が前に来たところを
かわしてたりした。

私はそういうプレーにえらく感動するので、
どうも今の代表の
「みんなでやろーぜ!」という空気に縛られた
ような感じが好きになれない。

これが、日本のスタイルとして定着してゆくのだろうか。
定着していった場合、
個人で突破するイメージや、
中田のキラーパスのような、
出し手と受け手だけで崩すイメージが、
今後の選手からなくなっていくんじゃないか。

とにかく今は、このスタイルで戦うしかない。
W杯のグループリーグ突破を期待して、
応援しようと思う。


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2009年11月14日土曜日

バロンドール

先日、NumberWebのコラムで嬉しいことが書いてあった。
アルゼンチン人で、マラドーナも指導したことがあるという人が
「今年のバロンドール、私ならイニエスタに一票入れる。」
というようなことを言っていた。
そして、「選手としての成熟度は、メッシでも及ばない。」とも
語っていた。

私はさすがに今年はメッシだろうなと思っていたし、
C.ロナウドだったら、ブーイングものだなと思っていた。

バロンドールは、サッカー誌のフランス人記者が票を入れて
決めるもので、目の肥えた人による最優秀選手ということになる。
オフェンシブな選手だけでなく、センターバックの
カンナバーロが選ばれたりしたこともあるので、
派手に点を取っていたからといって
選ばれるというものでない。

結果は12月頭くらいに決まるらしいが、このコラムを読んで
「もしかしたらイニエスタが選ばれるのでは」と
期待している。
※もちろん、メッシでもいいが・・

イニエスタについて、個人的な印象だが、
今までにないタイプの攻撃的MFのように思う。
超高速CPUを積んでいて、状況によって
いろんな打開策のイメージが瞬時に浮かび、
最善のイメージを一瞬で選んで、
行動している。
本人に聞かないと解らないが、普通のプレーヤーと
視点が違うように感じる。

ドリブル時も、あんまりボールを見ず、相手選手の
動きを常に察知しているようだ。
相手ペナルティーエリア内でのドリブルも、
常人では出来ないようなかわし方をする。

1試合通して見ても、ほとんどミスらしいミスをしない。
メッシやC.ロナウドはどちらかというと「俺が」的な
感じを受けるがイニエスタは我の部分がなく、
悟りに近いくらい、最善のプレーに集中している。

なんだかんだいってメッシが選ばれるだろうが、
イニエスタがバロンドールを取ったら、
こどもたちも
「あんなまじめそうなやつでもサッカーって出来るんだな」
という印象を持つだろうし、
いい影響があると思う。


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2009年11月13日金曜日

潤滑油シャビ

リーガのバルセロナvsマジョルカの試合を見た。

バルセロナのホームだが、マジョルカ相手ということで、
シャビ、メッシ、イニエスタ、アウベスは控えだった。

後半途中まで、3対1でバルサが勝っていた。

しかし、ここまでの展開で、いつものバルサらしい
パスが回っていなかった。

シャビが投入された。

急にパスの流れがスムーズになった。
やはり、このチーム、
「いったんシャビにあずけよう。」が
暗黙の了解になっているようだ。

どこにでも、動いて顔を出して、
完璧なほど正確なパスを出す。

今までメッシとイニエスタばかりに注目していたが、
シャビをずっと見てみると、
チームの心臓であり、パスの潤滑油となっている。
偉大な選手であることがわかる。

ほとんど、インサイドキックで蹴り、
受け手の次の動作も考えて、
パスを出しているようだ。

まだ、29くらいの年齢。
パッサーとして、まだまだ活躍できる。
バルサとスペイン代表での活躍を見ることが
楽しみだ。


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2009年11月12日木曜日

ロングキック

ロングキックはいつから練習したほうがいいのだろう。

私は、小学生のときに、けり方は教わった。
インフロントキックで高く上げるキックと
インステップで鋭角に蹴る方法。
サッカースクールは週一回だけなので、
平日、学校が終わった後、公園で友人と練習したが、
2人とも下手なため、後ろに逸れてしまい、
ボールを取りに行く時間の方が長かった。
結局、嫌な気持ちになってやめてしまった。

中学の監督は素人のためか、ロングキックの練習など
全く行わなかった。
私はコーナーキックを蹴るのを任されていたこともあり、
一人で練習した。
外グランドにバスケットのコートがあり、バスケ部が
あまり使っていないので、そのバスケのゴールに
入るよう、ロングキックをしていた。
やっているうちに、蹴る瞬間、軌道をイメージ
できるようになった。

高校の監督は、ロングキックを重要視していた。
練習の最初の方に、2人1組で40mくらい離れて
蹴りあった。
大分正確に蹴れるようになった。

しかし、自分が小中高の中で、ロングキックが
最も成長したのは中学のときだと思う。
コーナーキックを任されたから出来たと思う。
しかし、任されなかったらどうだろう。
全体練習で組み込んでもらわないと難しいのでは
ないだろうか。

ジュニアユースでも、ユースでも、体が大きく
なってくるときにどんどん練習したほうがいい。

話は大きくなるが、プレミアとリーガに比べると
Jリーグはまだまだロングキックの精度が足らない。
プレミアの選手は、右サイドから左サイドの選手に
ロングキックを蹴る機会が多いし、しかも正確だ。

細かいパスをつなぐことが日本らしさになりつつあるが、
ロングキックで展開していくことも重要だ。

エスパレスの岩下やガンバの遠藤くらいのレベルの選手が
もっと増えていくことを期待したい。


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2009年11月11日水曜日

篭城作戦

CLのルビン・カザンvsバルセロナの試合を見た。

この試合で、バルセロナは勝たないと
CLのグループリーグ突破が
厳しくなってくるという状況だった。

ルビン・カザンのホーム(ロシア)だったので、
少しは攻めてくるかと思ったが、
ルビン・カザンは全員下がって、がっちがちに守った。

バルセロナの選手も、そんなに動きは悪くなかった。
メッシもよくボールを取られはしたが、2人くらい交わすシーンも
あった。
イニエスタも「あんだけしかけて、よくボールを取られないな」と
思うくらい、キープやドリブル突破を行っていた。
シャビも、悪くなかった。新たな発見だったが、
シャビはドリブルもうまいことがわかった。

しかし、結果は0対0。

鉄壁の守備を崩すことは出来なかった。

解説の金子達仁さんは、前半途中で
「この守備に勝つには、一旦相手にボールを渡して
カウンターを狙ったほうがいいんじゃないか。」
というようなことを言っていた。
私もそれには賛成だった。

しかし、バルセロナは、後半も前半と全く同じように戦っていた。
王者としての姿勢だろうか。
相手によって、戦い方を変えないという、
強い信念を感じた。

私は以前、浦和レッズが天皇杯で、松本山雅FCに負けた試合を
例に「個人のレベルアップが足らない。」というのが原因だと
このブログで書いた。
おそらく、松本山雅もルビン・カザンと同じような戦い方を
したのだろう。
だとしたら、個人のレベルアップうんぬんの話ではないかもしれない。

明らかに格上の相手に勝つには篭城作戦しかない。
しかし、ルビン・カザンがどのチームにもこれをやったら
どうなるか?
もしかしたら、CL優勝するかもしれない。
不調でないバルセロナにホーム&アウェイで1勝1分け。
結果は雄弁だ。
結局、最強の戦術は、篭城作戦ではないか。

しかし、どのチームも篭城作戦をやりだしたら、
人気はがた落ちするだろう。

レベルは急に低くなるが、自分がやっているフットサルでも、
ガチの大会で、全員下がって、ひたすらカウンターを
狙うチームがある。
そういうチームの方が勝つことが多い。
篭城作戦が有利であることを示唆している。

サッカーで、篭城作戦をやるということは
お客さんにとってボクシングで例えると、
ガードとクリンチだけの選手を
見ることになりはしないか。

サッカーもボクシングと同じように判定を入れることを
検討したほうがいいかもしれない。


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2009年11月10日火曜日

オフサイドあるある

私が小学校4年の夏に、隣の市まで練習試合に行った。
生まれて初めて出た試合だった。
フォワードで先発出場したが、前半にオフサイドばかりもらった。
ハーフタイムに仲間から、
「お前、何やってんだよ!」と責められた。
「別にわるいことしてないよ。」と私。
「オフサイド、取られてただろ!」と仲間。
私は「オフサイドって何?」とほざいた。
チームのみんなが笑った。
「なんだ、知らなかったのか。」という空気になった。
コーチまで笑っていた。
今思えば、コーチからそんなルール教わってなかった。
なんでコーチまで笑うか。
そのハーフタイムで、仲間の一人から詳しく教わった。

私が小学生、中学生のときはラインコントロールなんて、
全く教わらなかった。
その地区ではどのチームもラインは深めで、
中盤のスペースがよく空いていた。
その時代は、海外のサッカーを見ても、
ラインが深いチームが多かった。

私が高校生のとき、監督はラインを押し上げるように
指示をしていた。
地区のリーグ戦があったが、ラインズマンは、他の高校の
生徒がやっていた。
試合でディフェンスがラインを押し上げても、
ラインズマンがいい加減にラインを見ていたため、
失点することがあった。
まず、ラインコントロールするには、ラインズマンのレベルを
確かめる必要があることを知った。

大学では、ACミランのバレージ、コスタクルタ、
マルディーニ、パヌッチのディフェンスラインをモデルとする
チームが増えた。
このライン、攻撃時は、ハーフウェイラインくらいまで上がる。
それをまねたチームと対戦することになった。
私は攻撃陣に指示を出した。
「(こちらの)バックかサイドハーフから、
トップにロングボールを入れたとき、
トップ下のオフェンシブハーフは相手ラインの裏に全力で走れ。」
ということを言った。
試合が始まる。
相手チームのディフェンスラインはかなり浅かった。
こちらのバックがトップにロングボールを入れ、
それと同時にトップ下が相手ラインの裏に走り、
トップがバックヘッドで裏に流して、
そのトップ下はあっという間にキーパーと1対1になって、
シュートを決めてくれた。
こちらが何点か決めた後、相手のバックが言った。
「キャプテン、どうしましょう?」
「このままこれで行くしかねーだろ!」
という会話だった。
サッカー漫画みたいで面白かった。

ラインコントロールをしようするには、
いろんなパターンをチーム内で練習しなければならない。
ディフェンスの足並みが揃っていないと、
かなり危険な守り方だ。

以上、オフサイドあるあるでした。


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2009年11月9日月曜日

怪我

先日の海外サッカーのニュースで、
C.ロナウドを怪我させた選手のインタビューがあった。
「また、同じように激しくいくのは疑いない。」という
内容だった。

サッカーに怪我はつきもので、私も大学時代の4年間で、
3人もの骨折者を出した。
すべて、試合中のタックルから、足を骨折した。
全員チームの中心選手だったのもあり、かなり痛かった。

フットサルでも、たまに救急車が呼ばれることを
目にする。
ガチの大会では、思いっきり当たってくるチームが
多いため、けが人が出ることがある。

「試合中は真剣勝負だから、仕方がない。」というのが
怪我をさせた側の言い分だろう。
しかし、プロでもアマでも、それで選手生命が狂わされる
こともあるし、苦い気持ちになる。

私は選手は相手選手を重んじることが重要だと思う。
基本、怪我をさせてはいけない、という意識があるかないかで、
タックルの質が変わってくる。

まず、プロが変わって欲しい。
相手選手を怪我させたら、罰金を取るようにしたらどうか。
FIFAが管轄して、そういう動きが出てきたら、
世界中のサッカー選手の意識も
「怪我をさせてはいけない」という気持ちが出てくると思う。


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2009年11月8日日曜日

ユースと選手権

高校サッカーはどうしたのだろう。

神奈川県の準決勝2試合を見た。
2試合とも、みな必死だし、
負けたチームには涙を誘われた・・
しかし・・・

私が知っている昔の神奈川県のレベルより、
明らかに劣っている。
昔は、長谷部、栗原、林健太郎などがいた桐蔭学園が
最強の時代があったり、中村俊輔がいた桐光学園も
全国2位だったりと
もっとレベルは高かった。

ネットで調べてわかった。
うまい子は皆、ユースチームに行くらしい。
全国選手権を目指す強豪校に行くよりも、
ユースの指導を受けていたほうがプロに行きやすい
ということらしい。
特に、神奈川は、横浜マリノス、川崎フリューゲルス、
湘南ベルマーレ、横浜FCなど、多くのJリーグ
チームが存在する。
うまい子はみんな、そっちに行ったのだろう。

ふーん、日本も欧州化、南米化しようということか。
それはそれでよしとして、しかし、高校サッカーが
さびしいものになっていくこと間違いない。
どんどんレベルが低くなっていくと、テレビ放映されなく
なってくるかもしれない。
高校サッカーに花を感じなくなる。
そうなってくると、ユースに行けない子は、
高校生になってサッカー部に入っても、
厳しい練習に耐えられなくなるんじゃないか。

そうなっても、Jリーグが面白いものになれば
いいけれど、本当にユースからいい選手が出てくるのだろうか。
今の代表だって、だいたい全国選手権から
出てきている。
夢の国立目指したからこそ、成長できたのだと思う。

欧州では、トップチームで活躍することがユース世代の
夢だろう。

Jリーグをもっと華やかなものにすることが先か、
今のユース世代が、Jリーグに入って、
華やかなものにするのが先になるか。

今後の日本サッカー、大丈夫だろうか。


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2009年11月7日土曜日

シュートを打たない日本人

なぜ、日本人は「ゴール前での迫力がない」と言われるのだろう。

よく、ネットでも、知人でも「日本人はシュートを打たない」
という話が出てくる。
ゴール前で、「打つか!?」というシーンで、パスを選択する
選手を良く見かける。

原因の1つとして、前提があって、
「よりフリーな選手がシュートを打ったほうが入る確率が高い。」
という意識がある。
先日、プレミアリーグで、バーミンガムとマンチェスターCの試合
を見ていたが、日本人の解説者が、
「こちらの選手、フリーでしたね。シュートじゃなくて、
フリーな選手に出していれば」というようなことを言っていた。
また、中村俊輔も、
「こっちに出してくれれば、キーパーと1対1だったのに。」
ということをインタビューで口にしていた。

しかし、本当にフリーな選手が打ったほうが入る確率は高いのだろうか?
状況によっては、ディフェンダーがブラインドになって、
キーパーにとって見え辛くなることがある。
ヨーロッパや南米では、
「よりフリーな選手がシュートを打ったほうが入る確率が高い。」ではなく、
「状況によっては、フリーな選手よりも、自分で打ったほうが入る」という
意識が強いのではないだろうか。

もう一つの原因は、「ヒーローになりたい」という意識が少ない。
前に、柳沢選手がインタビューで、
「点が入るなら、自分でなくてもいい」と答えていた。
また、ミッドフィルダーの選手に多いのが、 
「自分で決めるのもいいですけど、自分のパスで、他の人が
決めてくれる方が嬉しい。」という言葉をよく耳にする。
この答えを批判するのではなくて、もっと我の強いコメントを
出す人はいないのだろうか?と思ってしまう。
「ヒーローになりたい」という意識は、プロにとって大切な意識だと思う。
その意識が、「俺が決めてやる!!」という気迫になって、
シュートに魂がこもるのではないか。

最も大きな原因は、練習が足らないんじゃないかと思う。
Jリーグの試合を見ていると、ロングシュートが枠に
いかないことを見る。
また、いろんな状況でのシュート練習とか、やってるのだろうか。
やっている上で、「ゴール前での迫力がない」と言われるのであれば、
もうあきらめるしかないか。

昔のジュビロの中山選手みたいに、1試合、4点5点と取れる
選手が出てきて欲しい。
W杯で通用するには、Jリーグで大暴れするくらいじゃないと
難しいと思う。


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2009年11月6日金曜日

試合中、何を想う?

プロサッカー選手は、試合中にどんなことを考えているのだろう?

野球では一球一球に、間があるので考える時間がある。
ノムさんが現役で捕手をしていたとき、
ささやき戦術などがあって、打者に野球と関係ないことなど
話しかけるという。
いろいろ話せる時間があるのだ。

サッカー漫画などでは、1対1のマッチアップで、
「俺のボールが取れるかな。」
「へっ、簡単だよ。」などの会話があって、抜かれると
「なにー!!」と叫んだりする。
しかし、長いことサッカーをしてきたが、
そんな会話をする選手なんて見たことがない。

私はサッカーの試合で考えていたことは、
「集中、集中」
「がんばれ、がんばれ」
くらいで、後は、目で見た瞬間の状況判断だけである。
だいたい、練習で「こういうときはこうしよう」と
決まっているので、試合の状況を見て、条件反射的に
判断しているだけだ。

また、意図的ではないが、頭の中で音楽がかかる。
ぜんぜん好きでない曲がかかったりする。
高校のとき、頭の中で音楽がかかったりしてるのは
俺だけか?と疑問に思ったので、
友人に聞いてみると、
「俺の頭の中ではグロリア(ZIGGY)が鳴り響いているよ」と
言ったので、安心した。
アンケート対象が私とその友人2人なので、
他の人はどうなのだろう。

プロサッカー選手も、試合後のインタビューではあんまり
細かいことは言わない。
やはり、脳の中は言語機能よりもはるかに映像の機能の方を
使っているためだろうか。

試合中に必要な言葉は、ほとんど指示だけで、
言葉を考える余裕なんてほとんどないと思われる。

リアリティのあるサッカー漫画を描いても、
「そこ右に切れ!」とか、
「マーク!」とか
そんな台詞しかなく、全く面白くないものになるに違いない。


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2009年11月5日木曜日

栄枯盛衰

プロサッカー選手のピークはいつなのだろうか?

今までのブログで、
「中村俊輔に、昔のパフォーマンスを見せて欲しい」、とか
「U-23に選ばれた選手が、歳を重ねるごとに消えていく」、などを
原因らしきコメントも入れて書いた。
しかし、原因は違うかもしれない。
改めていろんな選手を思い返すと、
肉体的なピークは20から23くらいで、
そこから少しづつ衰えていっているようである。

マラドーナも、86年のメキシコW杯のときは、25,26で、
90年のイタリア大会では、29,30くらい。
イタリア大会のときも、素晴らしいパフォーマンスは見せていたが、
メキシコ大会から比べると、「ずいぶん落ちたなあ」
という印象が残った。

マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグスも、
若いときデビューしたが、スピードが落ちないターンを
混ぜたドリブルを披露し、相手ディフェンダーを
きりきりまいにさせていた。
しかし、しばらくしたら、そのドリブルがあまり
見れなくなった。

前園もそうかもしれない。
印象としては、急に落ちたように思った。
フリューゲルスでのごたごたとか、
精神的に参っていたのかと思ったが、
20くらいで肉体ピークを迎えているとすれば
26になったら、キレは戻ってこないかもしれない。

カズも1998年のフランス大会でメンバーから外されてしまった。
「なぜカズを外した」という声も聞かれるが、
昔からカズをずっと見てきた人なら、あきらかにわかる。
アジア予選でも、フランスで行われた練習試合でも、
以前のカズとは全く違う。
昔のキレは、ほとんどなかった。

特に、若いときにドリブラーだった選手にとっては、
その衰えようは衝撃と共に訪れるのではないだろうか。

そのときが来たときに、どう方向転換するかが
重要だと思う。

もっともいい転換をはかった選手はライアン・ギグスだろう。
ショートパス、ロングパス、フリーキックなど、
なんでも出来るユーティリティプレイヤーとなった。
いけるときは、ドリブル突破もする。
昔みたいな高速ドリブルは見れないが、今、ギグスを見ても
わくわくする。

肉体は衰えても、技術は衰えない。
若いうちから、技術を蓄えておくことで、
選手生命は長くなっていくと思う。


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2009年11月4日水曜日

備えあれば憂いなし

サッカーの試合前の決め事は重要である。
しかし、素人でも、プロでもサッカー選手は
決め事を曖昧しているように感じる。

どちらかというと、フットサルの方が
決め事を大事にする。
セットプレーでのサインなど、さまざまな
バリエーションを持っていたりする。

サッカーでも、サインプレーを使うチームは
少ないが、フリーキックやコーナーキックは、
蹴る人がたいてい決まっている。
しかし、はっきり決まっていないチームが多い。

最近の日本代表でも、オランダ戦で、狙える位置
でのフリーキックをもらったとき。
中村俊輔と本田でキッカーを争うことがあった。

また、最近のJリーグで、川崎フロンターレの試合。
PKをもらったチョンテセが、勝手にPKを蹴って、
取られてしまった。
基本的には、ジュニーニョが蹴る予定だったらしい。

私の地元でも、高校生のとき、友人から、
「中学の最後の試合で、PKもらったんだけど、
誰が蹴るか話あっているうちに、あいつ(そのチームの選手)
が勝手に大きく明後日の方に蹴りやがってさあ。」
なんてことを聞いた。

どこかしこでも、こんなことは起こってそうだ。
特にはっきり誰が蹴るか決めなくても、その後、
嫌な空気にならなければ、それでいいと思う。
しかし、外した後は、後味悪くないか?

前に選手にとって「ノってくる」感が大事と書いたが
チーム全体でも自分たちのペースにすれば、
「ノってくる」感が生まれる。
しかし、「ノってくる」感は気持ちの部分が大きいので、
チームに嫌な感じが残るのは、後のプレーにも
影響するんじゃないか、と思う。

直接狙えるフリーキックは試合前に決めておいて欲しい。
特に、試合前に監督権限で決めたらいいと思う。
ラグビーでは、プレースキッカー争いなんて見たことがない。
蹴る前に話しあって、
「この位置だったら俺か。」
「いや、俺が蹴る。」となったら、じゃんけんでもいいし、
何発目は俺、何発目はあなたでもいい。
とにかく、後味が悪くなるのは損だと思う。


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2009年11月3日火曜日

まちぶせ

フットサルのルールにおいて、サッカーと
大きく異なる点は「オフサイドがない」ことである。
しかし、個人参加のフットサルや、
今所属している30オーバーのフットサルのメンバー
の動きを見ていると、ほとんどがサッカー経験者のため、
「まちぶせ」行為ということをしない。

今年の7月に、味の素スタジアムで、
R30のフットサル大会に参加した。
3試合全敗という結果でさんざんだったが、
2試合目に戦ったチームが一番強かった。
パス回しから、ドリブルまでみんなうまかった。
私はダイアモンドのベッキを任されていた。
しかし、相手ピヴォを全く捕まえられなかった。
そのピヴォは、すっとこちらの陣のコーナーあたりで待っている
のだ。(フットサルに詳しい方は当たり前かもしれない)
私はその近くでマークしていると真ん中が空くのでいけないし、
かといってフリーにするわけにもいけない。
私はピヴォをフリーにさせたままにしたが、
相手チームはそのピヴォを基点に攻撃を作った。
結果5対1で負けた。

お互いサッカー経験者のチームで、フットサルをやると、
「まちぶせピヴォ」をやる人はほとんどいない。
しかし、スペースの使い方を考えると、
だんご状態を広げ、パスコースが広がり、
スペースが増えるため、非常に有効だ。

「まちぶせ」を使うチームは強いと見ている。


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2009年11月2日月曜日

ツイてるね、ノってるね

中村俊輔がエスパニョールの地元紙で、
酷評されているというニュースを見た。
「ボーっとしている。」
「道に迷っている。」という内容だった。

私も代表のオランダ戦とガーナ戦の俊輔を見て、
今ひとつ、調子が悪そうに見えた。
「どうしたんだろう・・」と心配になった。

最近では、
「代表では裏方に回ったほうがいいか。」とか
「もっとエゴイスティックにならなきゃだめか」という
コメントがある。

こんな高い次元でサッカーをやったことがないので、
とやかく言えることはあまりないが、
素人目だとシンプルに
「考えすぎじゃねーか?」という意見になる。

ゴールキーパーは、いいシュートを何本か止めると
「ノってくる」という言葉を、よく解説者が言う。
集中力がどんどん高まってきて、普段止めれないような
シュートでも止めたり、神がかりなスーパーセーブを
何度も見せることがある。
「キーパー、ノってきましたねえ」なんてことを解説が
言う。

これは、フィールド選手にも同じだ。
1つ、2つ、いいプレーが出来ると気持ちがノってくる。
気持ちがノってくると、体も軽くなり、どんどん連続で
いいプレーが出来る。
逆に、ミスが続くと、気持ちも「調子悪いな」と
なり、体もキレがなくなり、あまりいいプレーが
出来なくなる。

大事なことは、どう気持ちをノせるかだ。
キーパーの場合はミスが失点につながるが、
フィールドの場合は直接、失点になることが少ない。
特にオフェンシブの選手は、思いっきり仕掛けて、
「ノってくる」感が出るまでチャレンジすれば
いいんじゃないか。

俊輔がJリーグデビューしてから、セルティックまでの
パフォーマンスを思い出すと、
いつも俊輔はノっていた。
ダブルシザースからのループシュートや、
アウトサイドでのカーブ。
年齢的に厳しいのだろうか。
そうでなければ、また素晴らしい
パフォーマンスを見せて欲しいと切に願う。


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2009年11月1日日曜日

ショートパスのずれ

サッカー経験者がフットサルを初めてやると、
いろんな違和感が生じてくる。
前に、足の裏トラップを書いたが、
今回は「ショートパスのずれ」。
個人参加のフットサルに参加したが、
うまい人でも、ショートパスがずれて、
「ごめん、ごめん。」となることを
よく見かける。
たぶん、皆、「昔はこんなミス、しなかったのになあ。」
と思っているのではないか。

私もサッカー経験者だが、同じようにパスがずれることを感じて
いた。「おかしいな。」と思っていたが、
ずれる原因が少しわかった。

プレッシャーがかかった状態でパスすることが
多いため、受け手の動きが、静止しているか、動いてもらおうと
しているかがわかりにくい、ということ。

サッカーで教わった基本では、出し手は受け手の動きを見て、
どこでもらおうとしているかを判断してから、
ボールを見て、パスを出す。

フットサルの場合、受け手がどこでもらおうとしているかの
判断が重要だが、プレッシャーがかかるので難しい。
どうしたらいいか・・・

今、実験中だが、ショートパスはボールを見ないようにした。
トラップは足の裏でボールを止めて、
目で見なくても認識できる位置に置く。
受け手の動きだけを見て出せば、
どこで欲しいかが最後まで見極められる。
それに、フットサルはインターセプトを狙われることが
多いので、その動きも察知できる。

まだ、1日しか実験してないが、そうしたほうが良さそうだ。
何日かして体得できれば使えると思う。

※最後にあるあるネタを。
ちら見したあとのヒール、または足の裏での後ろへのパスは、
よく読まれます。
ご注意を。

2009年10月31日土曜日

マイフェイバリットゲームその3

私が大好きだった試合の勝手にランキング付け3回目です。

4位 1994年(?)プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドvs
                     ブラック・バーン
  深夜だった。「珍しくテレビでプレミアリーグやってんなあ」
  とか思ってみていたら、マンユーの速さ、うまさに引き込まれていった。
  全員がうまいし速い。
  アーウィン、パリスター、パーカー、インス、カントナ、ギグス、
  カンチェルスキス、マーク・シューズ・・
  前に日本代表の4-2-3-1の右サイドウィングを俊輔がやるのは
  違和感があると書いた。
  それは、このときのマンユーがほぼ同じシステムで、左にギグス、
  右にカンチェルスキスを置いているからだ。
  この2人、半端じゃなく速いし、ドリブルも超うまい。
  このときのギグスは今のメッシに引けをとらないほどだった。

3位 1985年 トヨタカップ ユベントスvs
                アルヘンチノス・ジュニアーズ
  私が中学生のとき。
  友人がチケットを買ってくれて、4,5人で国立まで行った。
  そのとき初めてプラティニを見たが、
  まさにファンタジスタだった。
  幻のゴールを生で見た。
  逆のゴール裏だったので少し遠かったが、すごかった。
  観客は大きなどよめきとオフサイドとなったときの
  「あ~」という声で落胆した。
  「将軍」と呼ばれるわけがよくわかった。
  今年は「バルサが来る!」と思っていたが、
  日本でやらないらしい。残念・・。

2位 1993年 セリエA ACミランvsトリノ(?)
  この時のミランはすごかった。
  ミランは89年から94年までの間に、トヨタカップに
  4回出場している。これらの試合、すべて挙げたいが
  深夜テレビでやっていた、セリエの試合の方が
  インパクトが強かった。
  ミランは守備が強いイメージがあるが、やっていることは
  今のバルセロナに近い。ボールを取られた時点から、
  近くにいる2,3人であっという間にボールを
  奪って、マイボールにするか、カウンターにするかである。
  その攻撃力も今のバルサと引けをとらない。
  レンティーニ、ドナドニ、アルベルティーニ、ライカールト、
  ファンバステン、パパン・・・
  さらに世界最強ディフェンスラインがある。
  マルディーニ、コスタクルタ、バレージ、パヌッチ。
  この時のミランと今のバルセロナ、どっちが強いだろう?

1位 イタリアW杯 グループリーグ コロンビアvs西ドイツ
  コロンビアが、後半ロスタイムにリンコンが
  GKのイルクナーの股間を抜いたシュートで
  グループリーグ突破を決めた試合である。
  当時のコロンビアは大きなインパクトを与えてくれた。
  バルデラマ、アルバレス、リンコン、イギータ・・。
  名前を思い出せないが、全員うまい。
  ブラジルとは違う、コロンビア独特の柔らかいタッチと
  パス回しだった。
  それに対して西ドイツ。
  この時が最強世代だったのだろう。
  あの屈強さにプラスされた速さとうまさ。
  ブレーメ、コーラー、アウゲンターラー、ロイター、
  ブッフバルト、マテウス、リトバルスキー、へスラー、
  フェラー、クリンスマン。
  改めて見ても、よくここまで揃ったなあと感心する。
  コロンビア、西ドイツとも、お互いの持ち味が出てたし、
  最後のリンコンのゴールで大変感動した試合だった。

またW杯で、1位の西ドイツvsコロンビアのような試合が見たい。
22人全員がスキルの高さとスピードを見せてくれると
オーケストラのような美しい響きになる。
今はスペインの試合で、その響きを聴けると思うが、
スペインと対戦するチームにも同じ響きが欲しいところだ。


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2009年10月30日金曜日

マイフェイバリットゲームその2

大好きだった試合を勝手にランキング付けの2回目です。

7位 2008-2009CL準決勝 チェルシーvsバルセロナ
  最近のバルセロナの試合を入れたくて選んだ。
  内容的にも、守りのチェルシーがバルサを好きにさせなかった
  というものだし、主審のいわくつきの判定があったし、
  あまり見ることをおすすめできるものではない。
  ただ、後半ロスタイム、イニエスタのゴール。
  体力ほとんど限界の状態で、あれが打てるか?という
  衝撃だけである。
  また、そのときのベップの「おっ」という顔から「入った!!!」
  という歓喜のガッツポーズはいつ思い出しても鳥肌が立つ。
  
6位 2000年(?)5月Jリーグ ジュビロ磐田vs
                   鹿島アントラーズ(国立競技場)
  観客として生で見てジュビロの黄金期のすごさを実感したゲームだった。
  この試合だけでなく、ジュビロは本当に美しいサッカーをしていた。
  古川、鈴木秀、田中誠、服部、西、名波、藤田、福西、奥、中山、高原。
  日本人だけで、これだけのチームが作れたことはすごいと思う。
  どういう過程で、どういう練習で作れたかが知りたいところだ。

5位 1990年イタリアW杯 ユーゴスラビアvsスペイン
  ストイコビッチを初めて見た試合だった。
  まあ、とにかくストイコビッチはすごかった。
  とくに、ドリブルが速いし、フェイントもうまかった。
  ユーゴには他にも、ユーゴビッチ、パンチェフ、サビチェビッチ
  などがいて、うまく表現できないが、スペクタルなサッカーを
  していた。
  また、スペインにはマルティン・バスケスという選手のドリブルが
  速いし、小刻みなステップで2,3人をかわしていくシーンが
  何度かあり、見応えがあった。
  ユーゴは勝ち上がって、準々決勝でアルゼンチンにPK戦で敗れて
  しまったが、ユーゴの方がアルゼンチンより内容では上回っていた。
  優勝できる力があったのに、残念に思った。

 私は、大体試合を見るときに、「いい選手いないかなあ」
としばらく見て、見つけるとその選手に釘付けになる。
そういう選手が試合の中に多いと、その試合の魅力に引き込まれていく。
そういう試合が私にとって「いい試合」の基準である。
2002年くらいから2006年くらいまで、あまり「いい試合だな」と
思える試合がなかった。
そのうち、サッカーを見ていても、気持ちが冷めてくるようになった。
 しかし、2006年くらいからバルセロナを見て、自分のサッカー熱を
思い出させてくれた。
ダイレクトでぽんぽんつなぐと思いきや、ロナウジーニョのドリブル、
メッシのドリブル、デコのスーパーシュート、イニエスタのトラップ。
1つ1つが本当に衝撃だった。

Jリーグにも、昔のジュビロのようなチームが欲しい。
巨人のV9に匹敵するようなチームが出てきたほうが、面白いと思う。
他のチームはそのチームを倒すことが目標になる。
淡い期待だが、がんばっていただきたい。


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2009年10月29日木曜日

マイフェイバリッドゲーム

今日から3回に分けて、私が大好きだった試合を勝手に
ランキング付けして書きます。

10位 1986年メキシコW杯 アルゼンチンvSイングランド
   この試合、マラドーナの5人抜きと神の手ゴールが有名だが、
   試合のすべてを見ると、他にもハーフウェイラインの
   後ろくらいから4人くらい抜いてシュートまで
   持っていっているシーンもあるし、
   バーンズかリネカーに点を取られた後のすぐ後のキックオフで、
   マラドーナがドリブルで相手2トップの間を
   マルセイユ・ルーレットで抜き去ったりと、
   まさにマラドーナ劇場で、主演マラドーナ、
   後は脇役のような試合だった。
   神の手ゴールも、ハンドが強調されるが、その前の、
   あれだけ中央にディフェンダーがいるのに、
   中央を突破しようという発想がすごいと思った。

9位 1997年アジアW杯予選 日本vsイラン(ジョホールバル)
   日本が初めてワールドカップ出場を決めた試合だ。
   名波から中田へのパスや、中田からゴンへのパス、中田から城への
   ドンピシャアーリークロスなど、見ごたえのあるシーンが多かった。
   イランの方は、日本のマスコミの情報ではアリ・ダエイと
   アジジの2トップがすごいとしかなかった。
   しかし、試合を見るとイランの中心選手は違った。
   まだ20才くらいのマハダ・ビキアだった。
   前半のバーに当てたシュート。
   後半すぐの得点(ダエイのヘディング)でのセンタリング。
   延長後半での右サイドからのアーリークロス。川口が出て行けず、
   井原も届かないところ入れて、アリ・ダエイには届くボール。
   すべて、マハダ・ビキアだった。
   日本のマスコミは点を取る選手しかあまり興味がないのかな
   という印象が残った試合である。

8位 1998年フランスW杯 オランダvsアルゼンチン
   どちらかというとオランダが優勢だったが、アルゼンチンも
   ミスがなく、見ていくと引き込まれる試合だった。
   しかし、このときのオランダは強かった。
   ファンデルサール、デプール兄弟、ダビッツ、ベルカンプ、
   クライファート、スタム、オーフェルマルス等、スター選手が
   そろって綺麗なパスを回し、最後はデプールの超正確な
   ロングキックをベルカンプが最高のトラップと切り返しから
   シュートを決めて勝つというロスタイムでの劇的な幕切れを
   作った。
   現ACミランのエース、セードルフが出れないくらい、豪華
   メンバーだった。
   また、監督もフース・ヒディングだったこともある。
   ヒディングは緻密な戦術家のイメージがあるが、
   どちらかというと熱血漢だ。
   スター選手相手でも、どなり、胸倉をつかんだりするらしい。
   準決勝でブラジルにPK戦で負けてしまったが、
   オランダを応援していたのでショックだった。

 古い試合が多くなったが、昔のチームは相手のよさを
消すことよりも、自分たちのよさを出そうというチームが
多かったように思う。
 86年のアルゼンチン対イングランドの
イングランドディフェンスも、マラドーナをファールで止めよう
と思ったら止められたかもしれない。
しかし、それはフェアプレーが当然だった時代の選手にとって、
そういう発想があまりなかったのではないか。
今の「怪我させてもかまわない」ディフェンスが当たり前に
なった昨今では、マラドーナと同じような選手が出てきても、
「持ちすぎるからつぶされるんだよ」と
批判の対象になるかもしれない。



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2009年10月28日水曜日

センターバックのモデル

今、若いサッカー選手たちは、誰をディフェンスの
手本にしているのだろうか?

私は大学に入って4年間、チームの事情もあって
スイーパーを任された。
高校でもディフェンスは習ったが、本腰入れて、
スライディングタックルなどを練習した。
また、自主練では友人に高いボールを蹴り上げて
もらってヘディングをしていた。
スイーパーをやって感じたことは、サッカーは
ポジション変われば別のスポーツだなということだ。 
小中高と、オフェンシブなポジションしか経験したことが
なかったので、それらの技を使う頻度が少なくなるのは
残念だったが、スイーパーはスイーパーで面白かった。
ディフェンス全体を統率できるし、スライディングタックルが
決まると気持ちよかった。
また、バック4人でラインコントロールもやってみた。
相手のトップが、真ん中から外に流れたとき、そのトップは
最終ラインのスイーパーの位置が視界から外れるので、
そのときにラインをすっと上げて、オフサイドを取ったりした。
これも、決まると気持ちよかった。

私は試合の前の日は、必ずといっていいほど、一人の選手の
VTRを見ていた。
その選手でイメージトレーニングをよくしていた。
ACミランのジャン・フランコ・バレージである。
1対1が強いし、足も速くカバーリングも的確で、
読みも鋭く、ヘディングも強く、ラインも統率し、
両足が蹴れて、スライディングも綺麗。
文句の付け所がなかった。
解説の加茂さんも、「ボールがないところのバレージを
見ているだけで楽しいですね。」と語るほどだった。

今も素晴らしいセンターバックはたくさんいる。
テリー、カルバーニョ、マルケス、ファーディナンド・・
しかし、残念ながらバレージを超える選手はいない。
ディフェンスで、あれだけ魅せることが出来たのは、
バレージだけかもしれない。

サッカー選手にとって、どんな選手に憧れるかは、
大事なことのように思う。
お手本があれば、何をどうすればいいかわかるし、
練習でもバレージになったような気になって、意欲が出てくる。
今の若いセンターバックにとって、テリーやマルケスが
その対象になっていればいいが、そうでなければ、
新たなスーパーセンターバックが出てくるのを
期待するしかない。


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2009年10月27日火曜日

フェイントのすすめ

私がもっともサッカーの面白さにはまったきっかけは、
フェイントである。
小学校のサッカースクールのコーチから最初に教わったのが、
左にステップして、右に出るという、もっともシンプルなフェイントだ。
最近のプロの試合でも、たまに見かけるが現在は
トラップのときに使う選手が多い。
マッチアップで使っても読まれやすいのだ。
ロナウジーニョがエラシコをあみだしたのも、
そのフェイントが読まれることを前提にしている。
小学生の私は、よくそのフェイントを練習した。
ミニゲームでもそのフェイントよく使うようになり、
回りの友達からは、私の苗字と組み合わせて○○フェイントと
と呼ばれたりした。
他にコーチから教わったフェイントは、またぎのフェイントだ。
右足でボールをまたいで、左に行くと見せかけるというやつである。

その後、小中高と歳をとってもフェイントは大好きだった。
テレビを見て、「これ使いたいな。」と思ったものを取り入れる。
木村和司さんが使っていたフェイントをよくまねていた。
木村和司さんが右ウィングで出てた頃、左足側にボールを置いて、
右足で欽チャン走りみたいな動きをして、左足で右にボールを運んで
抜けるという、滑稽なフェイントを使っていたが、
回りの友人も、他のプロも誰も使ってなかったので、
木村和司さんからあのフェイントを受け継いだのは
私だけだと思っている。

また、ラモスさんがボールを持っているときにいきなり止まり、
あたかも笛がなったかのようなしぐさをして、
地面にあるボールを手でとろうとして、縦に抜けるという信じられない
フェイントを使っていたが、「さすがにこれは使えないなあ。」
と思ったりした。

また、高校生のとき、高校サッカーもよくテレビでやっていたので、
技を取り入れた。
暁星高校の西念君だったと思うが、体を左右に振って2ステップ
でかわすだけだったが、次の日の練習前の個人練習で繰り返し
やったりした。

また、これも高校生のとき、自分でオリジナルのフェイントを
作ったりした。
左足でまたいで、またいだ左足を残しながら、右足でちょんと前に出して、
残した左足のアウトサイドで左に出るという技である。
ちょっと難しいフェイントだったので、練習前の個人練習で2週間
くらいかけて体得した。
20才くらいのとき、テレビを見ていたら、そのフェイントを
ブラジル代表のカフーが使っていた。
「いつ、俺のプレーを見てたんだろう。」などとうぬぼれた。
また、松井大輔の本にもあった。
止まった状態でのマッチアップでしか使えなかったが、
使ったらだいたい成功した。
いまだに、フットサルで使っている。

フェイントは、複数覚えると、組み合わせて使えるようになる。
キックフェイントとシザースを組み合わせてもよいし、
またぎとシザースを組み合わせてもよいし、
技が増えていくとどんどん楽しくなってくる。

プロの技でも、フリーでまず個人練習をしてみれば、
それほど難しくはない。
マルセイユ・ルーレットも、フリーであれば、ばんばん出来る。
ミニゲームか何かで、使うタイミングとかをマスターすれば
それはもう自分のものになる。(と思う)

フェイントには著作権がない。
テレビで見て、使いたいものがあれば、
後はひたすら個人練習をするだけだ。
時間をかければ、体得できるものなのだ。

中村俊輔がインタビューで「サッカーの醍醐味は?」
と聞かれたとき、「相手の逆をつくこと」と答えていた。
私は大変共感した。

まだ、現役選手の方は是非、フェイントおたくになって欲しいと
思います。以上、フェイントのすすめでした。


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2009年10月26日月曜日

人間関係の影響

私が高校1年生のとき。
1つ上の先輩(2年生)で、めちゃくちゃうまい人がいた。
自分の人生で会ったチームメイトの中で、
最も才能があると思った人である。
もともと足が速いため、ドリブルが速い。
フェイントやターンも速くてうまいので、1対1でも、
ササーっと抜く。
シュート力もあり、左右両方、強烈なシュートが蹴れる。
パスも正確だ。
ただ、身長が165cmくらいだったので、ヘディングだけが
いまひとつだった。
私は練習中、先輩のプレー1つ1つに惚れ惚れしていた。
しかし、我が強かった。
普段は明るく面倒見がよくやさしいが、かなりけんかっぱやかった。
その先輩は、その学年1つ上のキャプテン(3年生)と仲が悪かった。
確か、こんなやりとりだった。
「おい、そこのボール取って来いよ。」とキャプテン。
「なんで俺が取ってこなきゃいけないんだよ!」と先輩。
一般的には、キャプテンでかつ1つ学年が上なのだから、
従うところだが、その先輩はカチンとくると、
言わずにはおれないタイプらしい。
その日ではないが、殴り合いのけんかをしたという。

その先輩は、このけんかの件で、監督に「辞めます。」と言った。
監督は、せっかく才能のある選手を手放すことができないので、
「もう数ヶ月で、3年生は引退するから、我慢しろ。」と説得。
先輩は、「じゃあ、あいつ(キャプテン)と一緒には試合で
使わないでください。」と言った。

結果、そのキャプテン最後の選手権で、キャプテンが出て、
その先輩はベンチスタート。
先に点を取られ、負けていたので、後半残り20分くらいで、
その先輩は出場したが負けてしまった。
監督としては、「仲良くやってくれればな・・」
という思いがあっただろう。

どのチームも、チームを作る上で、おそらく最も難しいのが
こういう人間関係のところではないだろうか。
監督も、選手間の人間関係に手を出し辛いだろうし、
他の選手が間に入り、仲介役になることがベストだが、
なかなかそんな立派な生徒は少ない。

しかし、日々練習を一生懸命してきて、チームとしてのベスト
を尽くせないのは残念である。
チーム作りは、個の技術、個の体力、個のスピード、
全体の攻撃の仕方、全体の守備の仕方だけでなく、
人間関係も作っていくことを監督だけでなく選手も含めて
考えたほうが良いのかなと思う。


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2009年10月25日日曜日

大敗

私が中学1年生のとき。
小学生のときのサッカースクールのコーチから、おかしな依頼を受けた。
そのコーチいわく、
「自分の友人のジュニアユースチームが、練習試合を組んでいたが、
人数不足で出来なくなった。変わりに試合に出てくれないか。」
という話だった。
中学生の私たちは、中学の監督の許可も得て、
練習試合をすることになった。
私はキャプテンに、「どこでやるの?」と聞いた。
「川崎だよ。」とキャプテン。
「相手はどういうチーム」と私。
「読売クラブのジュニアユース」とキャプテン。
「え!?」と私は驚いた。
読売クラブは東京Vの前身だ。
その当時の読売クラブは、武田、ラモス、戸塚、都並などがいて、
JFLのトップをいつも、日産と争っていた。
そのチームのジュニアユース。
めちゃくちゃ強いに決まっている。

遠路はるばる川崎に着いた。
試合が始まる。
1分もたたずして、その力の差がわかった。
当時、自分たちが経験した中学サッカーというのは、
パスを回すと取られるので、バックもハーフも
フォワードにロングキックを蹴るだけだった。
しかし、読売クラブジュニアチームは、中央でパスを
ぽんぽんつないで、1対1でもどんどんかわしてくるし、
あっという間にキーパーと1対1になって、
かわされてゴールを決められた。
私は4-3-3の右のフォワードで出たが、
ほとんどボールが来なかった。
読売も監督が見ている手前あってか、手を抜かず、
結果14対0で負けた。

試合後、コーチからコメントがあった。
「お前ら、もう少しやれると思ったのにな。」
自分で試合組んどいて他人事のようである。
全員、電車の中でひどくへこんで帰った。
とても苦い思い出だった。

ここで思い出すドラマがある。
学園ドラマ「スクール・ウォーズ」の1シーン。
高校ラグビー部顧問の滝沢先生が、大会での試合を109対0で負けた後、
ロッカールームで選手たちに言う台詞がある。
そのときの選手たちは、「あ~あ、負けちゃたよ。」
「結局俺たちはそんなもんだよ。」と言っていた。
滝沢先生はしばらく、その選手たちを見ていた後、
涙を流しながら「お前たち、悔しくないのか!」と叫んだ。
うなだれる選手たち。
しばらくして、選手の一人、森田が「悔しいです!」と叫んだ。
他の選手たちも、口々に「俺も悔しいです!」と叫んだ。
選手も監督も全員涙のシーンだった。

サッカーが好きでたまらず、一生懸命練習して、
長く続ける人には必ず、格上と対戦する時が来る。
そして、大敗するときが来たとき、
その負けを精神的にどう受け止めるかは重要だと思う。
スクール・ウォーズを見ていたとき、どうせフィクションだろうと
思っていたが、友人から「あれは実話だ。」と聞かされたときは
大変ショックだった。

大敗したとき、本音を言えば、めちゃくちゃ悔しいのだ。
しかし、泣き叫ぶなどかっこ悪くて出来ないし、建前のところで
「しょうがない。」となってしまう。
中学生のときの私は残念ながら、「しょうがない。」
となってしまった。

重要なことは、泣く泣かないの形ではなく、
「めちゃくちゃ悔しかった!」という本音を忘れないことだ。

大敗が大火傷になるか、カンフル剤になるかは、選手の受け止め方に
かかってくる。


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2009年10月24日土曜日

ファールを流す主審の罪

今回も、全試合を見ているわけではないので、憶測で語ります。
いつから、主審はあんなにファールを流すようになったのだろうか。
全員が全員ではないが、Jリーグを見ていると大半は
よくファールを流す。
イタリアのセリエAも、見ているとファールを流している。
スペインのリーガとイギリスのプレミアでは、結構笛を吹いて、
ファールを見逃していないようだ。

Jリーグが始まってしばらく経ってからだった思うが、
「試合の流れを止めない」審判が良い審判だと言われた。
それが、ずっと残っているように思う。
見ている客にとって、何度も笛で試合が止まると面白みにかけるため、
ファールらしきものは流すということになったのだろう。
しかし、これは日本サッカー界にとって大きな判断ミスである。

なぜか。
1つは、攻撃力の低下。
2つは、守備力の低下。

まず、攻撃力の低下から。
ファールらしきを流されるということは、1対1のマッチアップを
しかけても、取られる確率の方が高くなる。
または、向かってくる相手をかわす技術があっても、体で抑えられて
しまうため、かわしきれない。
つまり、ディフェンス側が有利である。
ディフェンス側は、がつがつ行きやすく、思いっきり削っても
イエローカードも出ない。
だから、攻撃する側は、マッチアップをなるべく避けて、
後ろに戻したり、横に出したりすることが多くなる。
だから、Jリーグで、「こいつがボール持つと面白いなあ」と
思える選手が少なくなったのだ。

次に守備力の低下。
ファールらしきを流されるということは、ディフェンス側にとって、
大変ありがたい。
しかし、本当のディフェンス力が身につかない。
正当なタックル、体の入れ方、駆け引きなど、ディフェンスも様々な
技術を要する。しかし、ファールで止められるんだったら、
高いディフェンス能力がなくても、取れてしまう。
よって、本質的な守備力が低下してゆく。

このような現象が、Jリーグで起こっているのではないか。
Jリーグは全国的に影響力がある。
将来を担う子供たちにも影響があるのだ。

根本的に、「試合の流れを止めないため」に
ファールを流すのはおかしいと思う。
ファールはファールだ。
試合の流れを止めたのは、ファールでボールを奪う
へたくそディフェンスだ。
あくまでも選手の責任である。

Jリーグだけでなく、W杯の主審も流れを止めないように、
ファールを取らないことが多いように見受けられる。
サッカーのルールは世界共通であるなら、全主審も同様に
ファールをしっかり取るようにして欲しい。


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2009年10月23日金曜日

解説者

サッカー中継における解説者の役割はどのようなものだろう?
私は小学生からずっとサッカーを見てきた。
ダイアモンドサッカーとう番組が日曜の夕方6時に
東京12チャンネルで放映されていた。
解説は岡野俊一郎さんだった。
海外のVTRを見ての解説だったので、実況の金子さんも
落ち着いた感じで話していたと思う。
1990年から1995年くらいまで、トヨタカップは、
松本育夫さんが解説だった。
非常にわかりやすい解説で、個人的にはすごく好きだった。
しかし、言い間違えも多く、
「攻めに攻めたり、守りに守ったり。」を
「守りに守ったり、攻めに攻めったり。」などと言い、
「攻めったり」って何だ!?と思って聞いていた。
その後は、加茂さん。
戦術眼が肥えていて、気づかない視点を教えてくれていた。
玄人目線の解説で、サッカーを初めて見る人には
わかりづらいかなと思ったりした。
最近では、清水さん、風間さん、松木さん、セルジオさん、
金田さんが活躍されている。
どちらかというと、サッカーを初めて見る方向けのコメントをする方が多い。
そこで思うこと。
玄人目線での解説は、中継中は難しいのではないか。
野球は回の合間にVTRを入れてゆっくり解説できるが、
サッカーはすぐ次の展開に行くため、その前のプレーでゆっくり解説できる
時間がないのではないか。
解説しているとき、映像では他のプレーをしているので、見ている側は、
その解説が邪魔であったりする。
そういう意味では、松木さんみたいに解説というより応援に近いような
スタンスがいいのではないかとも思う。
だから、今まで聞いてきた解説者で名解説者と言える人は
いないのではないか。
そういう意味では試合後のニュースでのコメンテーターの方が大切である。
月刊サッカーアースでの城さんの解説は、サッカー経験者でも
気づかないような鋭い視点がある。
その視点を教えてもらうと、
「やっぱりプロってすごいなあ」と思う。
中継中は気づかないが、本当はすごいプレーは結構あるのではないか。
野球には「フルタの方程式」のようなコアな番組がある。
サッカーにもここまで掘り下げた番組が欲しい。
やべっちFCがその雰囲気を持つが、もっと深く入り込めないか。
松井のフェイントの数々を公開してくれたが、コアなサッカーファンは
あのようなことをやってくれると大変ありがたい。

サッカー中継は、どちらかというと実況の方が大切なように思う。
邪魔にならず、試合の熱を伝えつつ、選手を紹介する。おそらく非常に
難しいことだと思うが、見ている側はその実況で選手の名前を覚える。

また、タレントを呼ぶときがあるが、副音声にしてもらいたい。
サッカー中継に呼ばれるタレントは普段サッカーを見ている方なので、
自分がしゃべることによって邪魔になるかどうかがわかる。
だから、どうしてもセーブしてしゃべる。
それよりも副音声で、思いっきりしゃべってもらった方が、
そのタレントのファンである人も喜ぶんじゃないか。

解説によって気づかないところを見抜いて、「やっぱりプロだなあ」と
思わせてもらうと見ている側は大変ありがたい。


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2009年10月22日木曜日

親の心、子知らず

私の高校の監督は、サッカーの名門大でキャプテンを勤めたことも
ある人だった。
私が中学のときから、その監督の名前は知られていて、
いい指導をしてくれると評判だった。
高校入って実際会ってみると、非常に怖い。
練習でも、監督がいるときといないときでは、緊張感がまるで違った。
しかし、指導は的確。
スピードがなかった私に、練習前、もも上げをさせた。
きつかったが、毎日やって足も以前より数段速くなった。
あまり、戦術的なことは教わらなかったが、練習の中に1つテーマ
を絞って取り組ませていた。
ハーフコートを使っての8対8のパス回しは、ボールを持っていない
ときの動きをテーマとしていた。
「動くことによって、そのスペースが空く。そのスペースを
他のだれかが入ってパスをもらえ」
という指示だった。
この練習によって、自分がボールを持っていないときにどう動くか
の判断がつき、試合でもそれが戦術となった。
現在のフットサルでもその練習が生きている。
しかし、その監督も就任して3年くらいのため、チームも
勝ったり負けたりだった。
高校1年のとき、春の合宿で静岡遠征を行った。
4泊5日だったか、その5日で10試合を行うという日程だった。
その初日の夜、旅館の部屋で私と先輩2人は高校生ということもあり
テンションもあがっていて消灯時間が過ぎても電気をつけていた。
確か、空気ボールみたいので1対1のバレー対決をやって
盛り上がっていた。
「アターック!」と叫んでいるときに
監督が入ってきた。
監督は「廊下に出ろ。」と言った。
3人、正座をさせられてしばらく沈黙。
殴られるかと思ったが殴られる以上に痛い言葉がきた。
「弱いところの監督はなあ。頭下げなきゃ試合組んで
もらえないんだよ!」
「俺は今、ビールを飲んでる。飲んでるけど
間違ったことは言っていないと思う。」
後から思うと「飲んどんのかい!」という突っ込みを
入れたくなるが、そのときは怖さと監督の想いの重みで
ただうなだれるだけだった。

選手であるうちは、監督にどんな苦労があって、
練習を作ったり、試合を組んだりすることはわからない。
しかし、この一喝で監督の想いを感じるようになり、
練習の取り組み方も変わったと思う。

今はもう、全く会う機会がないが監督のおかげで
大学までサッカーがやれたと思うし、社会に出ても
精神的なところで支えになっていると思うので、
本当に感謝している。


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2009年10月21日水曜日

闘牛士

もともとはフットサルの成長期として始めたブログだったが、
いまいち成長してないため、サッカーの回顧録など始めてしまいました。
なぜ成長しないのか?
週一でフットサルをしているが、
テーマにしているマルセイユ・ルーレットが出てこない。
若いころに使っていないため出ないのだろうか。
いろいろ考えてみたら、ある結論に至った。
若いころのかわし方が身に染み付いて、瞬時にそれしか
浮かばないのだ。
相手が向かってきたときに、かわすパターン。
1つは、右足の足の裏で、左横に出して、左足で前に出る。
2つは、右足の足の裏で、右横に引いて、右足で前に出る。
3つは、右足インサイドで左斜め前に出して、左足インサイドで瞬時に
そのボールを受けて前に出る。(リトバルスキー、イニエスタの得意技)
フットサルは、結構一発で足を出してくる選手が多いため、この三つは
非常に有効だが、コートがせまくプレスが早いため、どの技を出そうか
まで考える余裕がなく体が条件反応して、かわすしかないのである。

引き出しの多い選手というのは、おそらくもっと多くのかわし方を
持っているのだろ。しかし、多すぎても迷うのではないか。
体に染み付いたかわし方でかわせるなら、それでもいっか。
Youtubeでイニエスタを見ながらそう思った。


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2009年10月20日火曜日

マイスーパースター

私が高校3年生のとき、とてもおいしいアルバイトをしていた。
近くの競技場で、日本リーグ(Jリーグの前身)の試合がたまに
行われていた。
その試合の準備を数人の大人(地元の人)と
高校生2人(自分と友人)で行った。
試合が始まる前に、真ん中上段にある、記録席に入った。
そこで友人と2人で任されたのが、記録係である。
記録用紙には、先発選手のリストがあり、
項目にシュートとか、交代とかあった。
どちらのチームを記録するか決めて、担当したチームのどの選手が
シュートを打ったか、そのシュートが決まったら丸をつけるとか
そのような仕事だった。
大好きなサッカーが見れて、しかも、おいしいお弁当もついて、
3000円ももらえた。
日産の試合(レナト、木村和司、水沼、金田、柱谷哲、
松橋等が活躍中)や、本田技研(メシアス、北沢)、
東芝の試合など見れたので、
ほんとうにたまにだが、楽しみでしかたなかった。
ある日、高校ユース大会の1回戦がその競技場であり、記録の仕事を
することになった。
2試合あって、1試合目は徳島商とどこかのユースチーム、2試合目は
清水商とどこかのユースチーム(確か交野FCとか)だった。
その2試合目。
清水商の試合を生で始めて見た。
見ていくにつれ、一人の選手に釘付けになった。
その選手は、正確なロングキックを何度も繰り返し、
ここしかないというスルーパスも何度も繰り返し、
ドリブルも相手の動きをみながらターンをし、
3人くらいに囲まれても、ヒールショットのような技でボールを
相手の頭上くらい浮かせて、かわしたりしていた。
まさに、異次元の選手だった。
背番号7だった思う。
その番号から、記録用紙を見て名前を見たら、「名波浩」とあった。
この名前は絶対覚えておこうと思った。

そのときから、引退までずっと名波を見てきた。
順天堂大で新人王を取ったというニュースで喜んだりしていた。
しかし、その後、大学のタイトルをとることもなかったため、
消えていくのかなと思ったら、ジュビロに入り、日本代表にも
入り、素晴らしい活躍を見せてくれた。
今は解説者として活躍している姿を見ると、自分もがんばらねばと思う。
同世代にずっと活躍してくれるスーパースターがいるということは、
本当にありがたいことだ。

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2009年10月19日月曜日

プレスの代償

深夜に、J2の東京V対水戸の試合をやっていたので見た。
水戸は、前線からどんどんプレスをかけていた。
相変わらず、主審はあほのように、ファールを流すため、
水戸の選手は「怪我させてもかまわない」というくらい、
相手を追い回して、ぶったおして、ボールを奪ったりしていた。
しかし、ボールを奪っても、その後の攻撃でミスが多く、
結果負けた。
私は、この試合を見て、最近行われたオランダ対日本の試合を
思い出した。試合後のオランダ側の論評は
「日本は前半はプレスが効いていたが、後半途中から、
ばてたため、プレスが効かなくなった。」
「前半でも、日本人はゴール前で迫力がなく、
点を取られる気がしなかった。」
という内容だった。
岡田監督も「あのプレスを90分持たせないと・・」という
ようなコメントだった。
ここで、思いっきり素人解説をする。
実は体力的には10分も持っていない。
あんなプレス、やめた方がいい、というのが私の意見である。
なぜか。
前半のプレスとゴール前の迫力がないというのは
相関関係があるのだ。
あの追い回しプレスによって、体力を奪われ、取った後の攻撃で、
どうしても、シュートに力が出ないのだ。
日本人のプレスは、「世界相手では、個人だけではボールを
奪えない。なので、人数をかけて取りに行こう。」というのが
前提だったと思う。
しかし、今の日本代表であれば、個の力でボールを取ることを
前提にしてもいいのではないか。
メッシのような選手にだけ、複数人のプレスをかければ
いいのではないか、と思う。
ヨーロッパのサッカーを見ても、オフェンシブの選手は、
あそこまでのプレスをかけたりしない。大事なところで、
体力を使うため、残すべきところは残しているのである。
大事なところで体力を残さないとどうなるか。
それは、2006年ドイツW杯、日本対クロアチアで現われている。
柳沢がゴール前3mでフリーであり、かつシュートコースが
広く開いていたにもかかわらず、外してしまった。
テレビで見ていて「おい!」と思ったが、サッカーで、
体力が切れ気味のときにあのようなボールが来ると、
あのようなことはよく起こるのである。
細かく言うと、軸足に力が入らない。
軸足に力が入らないと、思った方向にボールがいかないのだ。

「ゴール前での迫力がない。」
せっかく岡崎のような選手がいるのに、こう言われるのは悔しい。
日本代表には、もっと個人のディフェンス力を信じて、プレスを
かけるところとかけないところを分けて望んでもらいたいと
つくづく思う。

※東京Vの河野選手、ドリブルがうまくて楽しかった。
若いので、今後に期待します。


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2009年10月18日日曜日

中学サッカーにもっと光を

自分は小学生4年からサッカーを始め、中学校でもサッカー部に入った。

中学はグランドも広く、授業後の練習では、ハーフコートを使えた。
サッカー部には、監督もいて、たまに来て指導してくれたりもした。
他の部活と比べると優遇されている方だった言っていい。

しかし、残念なことに、監督はサッカー経験者ではなかった。
監督の世代は、釜本よりも上の世代なので、サッカー経験者はほとんど
いなかったのだろう。

監督はとんちんかんなことで、怒ったりしていた。
また、ほんとうにたまにしか練習を見に来なかった。

そのときの自分は、特に監督がどうとか気にせず、好きなようにやっていた。
どちらかというと、人間関係の方に意識を取られていたため、
監督の指導法や練習法など、どうでもよかった。
仲間に自分のプレーを認めさせることが重要だった。

しかし、体が少しづつ大きくなっていく割りに、スピードや体力がつかない。
練習は、フィジカルなことは一切していなかった。

自分は、技術的なことは覚えようと一生懸命やったが、
自分を追い込んでまで体力、スピードをつけようとはしなかった。
精神的に弱かったのである。

しかし、今思えば、この13才、14才、15才の3年間でもっと
体力、スピードを身につけるべきだったと思う。
無理はいけないが、体が一番、成長する時期なので、筋肉も増え、
スピードがつきやすい期間なのだ。
また、ドリブルの技術も、スピードがあるのとないのでは、全く異なる。
自分はドリブラーになりたかったが、スピードがないため、
取られることが多くなったので、自分からしかけるのをやめ、
パス中心に変えた。

監督にはお世話になったし、感謝している。
しかし、不完全燃焼だったし、もっと成長できたのになあと思う。
で、結局何が言いたいかというと、
中学でも、サッカー経験者の指導者、またはサッカーに対する
研究に熱心な指導者が欲しいということ。

今は上達したい小学生は中学に入ったらユースチームに
行く子もいるだろう。
しかし、多くの子は普通の中学に行くだろう。
中学から急に伸びる子もいるはずである。

おそらく、学校の先生方にとって、高校サッカーには花があるが、
中学サッカーには花がないと感じているのではないか。

しかし、教え子が成長して、チームが勝てるようになる喜びは、
高校も中学もないと思う。

経験者でなくても、研究熱心であれば、チームを作れる。
それは野洲高校の監督やモウリーニョが証明している。
中学生サッカー選手も、情熱を持った監督を望んでいるだろう。


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2009年10月16日金曜日

俺を見ろ!

10月14日(水)に、日本対トーゴの試合がテレビ放映されていたので見た。

非常によくパスが回り、シュートもきれいに決まり、前半の途中までは、
引き込まれて見ていた。
3点取った後、どちらのチームも気が抜けたようになっていたので、
見る気がなくなってきて、裏でやっていた「相棒8」に変えた。
後半はまったく見ていない。

10月15日(木)に、ひかりTVで、バルセロナ対ディアモ・キエフの
試合を見た。
その時間帯、裏でアメトークもやっていてそちらを見るつもりだったが、
最後まで、バルサの試合を見てしまった。

それで感じたことは、「何なんだ?この引き込まれ具合の差は?」である。
どちらのチームも、きれいにパスを回している。

何がこんなに違うのか?

それは、バルサの選手たちのボールさばき、ボールタッチの一つ一つが
あまりにも、芸術的であるからだろう。

そのときは、ほぼベストメンバーで、イニエスタ、メッシ、シャビ、
ズラタン、アウベスが同時に出ていた。
そして、常に、メッシ、アウベス、イニエスタはマッチアップをしかけるし、
シャビも巧みなボールキープを見せながら、ここしかないというスルーパスを
何度も見せていた。
一つ一つのプレーが鮮やかで、心に残るのである。
一方、日本代表。
世界一のバルサと比べること自体無理があるが、バルサの試合を見たことで
わかることがある。
それは、あまりにもプレーが機械的なのだ。
「こう動いたら、こうしよう。」とチーム全体に決まりごとがあって、
まとまっている。

それは、良さでもあるし、勝つためにはそうした方がいいのだろう。
しかし、プロであり、観客がたくさんいるなかでプレーするのだから、
何人かは「俺のプレーを見ろ!」という選手がいてもいいんじゃないか。
長谷部も本来はドリブルのうまい選手なのにほとんど見せない。
俊輔もダブルシザースとか、独特のターンとかいろいろ持っているのに、
まったく使わなくなった。

どうも、見ていて、己を殺して、チームに貢献します的な、
やっぱり日本人だなあということをつくづく感じてしまうのである。

しかし、昔の俊輔はまったく違った。
左サイドのウィング的バックを任されたことに、強く拒んでいた。
真ん中で、「俺のプレーを見せたい」と思っていたのであろう。
そして、実際、真ん中を任されたホンジュラス戦で、
巧みな技と美しいパスを何度も出していた。

個人的には、プロは「俺を見ろ!」でいいと思う。
魅せてなんぼだと思う。
そして、今の本田が、昔の俊輔と同じ葛藤をいだいているんじゃないか。
本田の場合は、ポジションではないが、「こうしないと駄目」という
決まりごとが日本代表にはあるために、自分の色が出しづらいと
思っているのではないか。

今回も、憶測、妄想で語ったわけだが、日本代表だけでなく、
Jリーグ全体に、「俺を見ろ!」という選手が少ないように感じる。
ボールを取られることを、非常に恐れているような感がある。
しかし、メッシだって、見ているとよくボールを取られているのである。
それでも果敢にしかけて、何回か抜けて、得点につなげている。
なので、Jリーガーには、もっと「俺を見ろ!」的なプレーを見せて
ほしいと願っている。


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2009年10月15日木曜日

一人でも練習を

去年の夏だったか、朝、通勤途中の電車内から外を見ていると、
小学校のグランドで、一人でリフティングをしている少年を見た。
一人でやっている子なんてあまり見かけたことがなかったので、
「いまどき珍しいな。」とそのとき思った。
そして、同時に懐かしい記憶がよみがえってきた。

私は小学校4年からサッカースクールに入った。
コーチから「最初は、ボールになじむように。」ということで
リフティングを教わった。
始めはワンバウンドしてもよく、
ノーバウンドで出来るようになったら、5回、10回、20回と
どんどん出来るようになっていった。
出来るようになれば、ますます面白くなっていき、
6年生になったらチームで一番リフティングができるようになっていた。

しかし、ここまで出来るようになるために、
一番最初に乗り越える壁が一番きつかった。

一人で近所の公園で練習していたわけだが、周りの目が非常に気になった。
リフティングに失敗すると、誰か見ていて笑ってないかとか、
あらぬ妄想が起こるのである。
いらいらしながら、よく練習したものだ。

また、一人で練習することに抵抗をなくしてくれたのが、
2学年上の先輩の影響である。

その人は、少し太っているに、ドリブルが速くてうまいのである。
自分の母親とその先輩の母親が知り合いだったので、
その先輩がなぜうまくなったか母親から聞いた。
公園には盲目の人用の黄色いブロックの道があった。
2ブロックの幅だったが、その先輩は、その幅からボールを
はみ出さないように、ドリブルの練習をしていたという。
(やっちゃいけないが)

やはり、先駆者がいると勇気付けられるもので、
「一人でも練習すればうまくなるんだ。」と、次の日から勇んで
リフティングをした。

また、リフティングだけでなく、ドリブルの練習も一人で行った。
本に書いてあった練習で、大きい8の字を足で書いて、
空き缶を何本か置いて、空き缶に当たらないように、
8の字の線上をドリブルするということをよくやっていた。

そのうち、ドリブルも上達してくるとフェイントも一人で練習した。
フェイントも上達して、チーム練習でミニゲームとかしたときに
使ってみると、見事に決まった。
大変気持ちよく、サッカーの面白さに、完全に
はまった瞬間だった。

遠い昔のことだが、そのときの自分が今の自分を励ましてくれる。
仕事においても、技術を身に付けることの楽しさ、
それが何かの役に立つことの喜びがこの年齢になってもあり続ける。
今のこどもたちも、一時の恥は一時のものなので、
一人でも練習して、上達してほしいと思う。


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2009年10月12日月曜日

プロがアマに負ける訳

浦和レッズがアマチュアのチームに負けた。

おそらく、Jリーグのチームは格下のチームとやるとき、
周りからは「勝って当然」のように思われるため、
ものすごくいや~なじんわりとしたプレッシャーがあるのだろう。

しかし、チーム力に大差がある場合、
試合が始まって、相手の技量やフィジカルなどがわかってくると、
「ああ、いける。」と精神的に軽くなり、パスも回りだし、
シュートチャンスが生まれ、決定機が増えてくる。

1点でも早い時間帯に先制すると、「次は2点目。」と気持ちも
楽になってきて、2点、3点取ったら大体、試合は決まる。

では、なぜアマチュアに負けたのか。

それは、個々の力の差が、それほど開いていないからではないだろうか。
昔、名古屋グランパスに浅野という選手がいたが、
その前は社会人チームにいたという。
社会人でも、プロを目指して練習している人がいたり、
かなりレベルが高いと思われる。

それでも、プロを目指しているチームがプロに勝つという事実は
プロ側に理由があると思う。

それは、プロチームに入ってから、
あんまり成長しない選手が多いからではないか。

なんでこんな失礼なことを書くかというと、
若いときにU23代表やU20代表に選ばれた選手でも、
その後、あまり活躍できていない選手が多いことが気になっている。
U23代表のときはJのチームでもレギュラーだった選手が、
27、28、29と歳を重ねてゆくごとにサブに回り、
J2に移籍したりするのを見かける。

なぜ、こういう現象が起きているのか。

それは、個人の能力を上げるための練習が
不足しているからではないか。

どちらかというと戦術的な練習のほうが多いからではないか。
まあ、これは憶測、妄想はなはだしいが、何が言いたいかというと、
今、いろいろシステムとか戦術が複雑になっているが、
結局、サッカーの勝敗は個々の能力の総体が上回っているほうが、
勝つ確率が高いということである。

オシムが来て、ジェフ千葉が変わり、勝てるようになった。
オシムは練習でめちゃくちゃ走らせるらしい。
個々の体力アップだけが躍進の原因ではないだろうが、
その割合は大きいだろう。

プロサッカー選手も本来はプロボクサーとなんら変わらないと思う。
個人のスピード、体力、パンチ力、等々レベルを
上げてリングに上がる。
コーチはそのレベルを上げるために、練習メニューを考え、指導する。

C.ロナウドがあれだけ、いろんなことが出来るようになったのも、
半端じゃないくらい練習をするらしい。
昔はドリブルだけが突出していて、他のプレーはそこそこだったのだ。

才能に溺れず、現状に満足することなく精進する。
その結果、いい試合をして勝つ。
その姿に観客は感動し、「お金払って見に来て良かったな。」と思う。
プロの試合というのは常にこうであってほしい。


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2009年10月10日土曜日

日本代表メンバーはこうがいい

日本代表のことを考えていたら、眠れなくなったので投稿します。

代表戦は高校のときぐらいから、テレビ放映があれば、欠かさず見てきた。
ドーハの悲劇後、1998年、2002年、2006年と
当たり前のようにW杯に出場できるようになった。

かなりレベルアップもしているし、
「日本が出る!」という角度でW杯を見ることができるようになったので
楽しみも、かなり増えた。(※その分、失望も大きかったが)

非常にありがたいことだ。

やはり、日本人はサッカーが下手だといわれていた頃を知っているために、
外国人に一泡吹かせることは、非常に快感である。
それで、何を書きたかったというと、
「代表メンバー、私ならこうする」を書きたい。

キーパーは楢崎。
左SBは長友。
右SBは内田。
センターは中沢と闘利王。
真ん中のディフェンシブハーフに遠藤か稲本(トゥーレ・ヤヤ的働き)。
ゲームメイクは中村俊か小笠原(シャビ的働き)
オフェンシブハーフは松井か本田か中村憲か小野(イニエスタ的働き)。
左FWに玉田。
センターFWに岡崎か森本。
右FWに石川直か本山か小川純。

もろに古いタイプの考えである。
自覚はしているが、どうしても、今の代表に違和感がある。
なんで、俊輔が右サイドでプレーしている?
せっかくイタリアとスコットランドでディフェンスを身に付けたので、
少し下がり目でもできるのではないか。
そして、視野の広さ、ロングパスの驚異的な精度を見ても、
ゲームメイカーは適役のように思う。
また、突破力がない選手がサイドであることに、非常に違和感を感じる。

ただ、これで勝てることはないだろう。
今はディフェンス中心に考えたほうが有利だからだ。

その象徴が、2006年ドイツW杯のイタリア優勝である。
優勝したチームに文句を言うつもりはないが、
ほとんど印象に残るプレーがない。

アルゼンチンもなぜ、若いからといってメッシが途中交代の選手だったのだ?
みんな一緒に使ったらいいじゃないか。

メッシ、テベス、サビオラ、クレスポ、アイマール、リケルメ、ベロン・・・

たくさんスターがいるのに出るのはこの中の2人くらい。
どのチームも、勝つためにはディフェンスですか。
ふーん・・・

来年の南アフリカW杯も、あまり期待できそうにない。
しかし、スペインが優勝してくれれば、攻撃的なチームが増えて、
楽しいW杯が復活するように思う。


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2009年10月9日金曜日

今の布陣っていろいろあって難しくね?

タイトルで、若者でもないのに若者言葉っぽくしてみました。

さて、システム(布陣)。

自分が小学生のときよりも、今のシステムは随分いろいろあって、
非常に難しくなってきた。

4-3-3、3-5-2、4-2-3-1・・・

他にもいろいろあって、近年ではASローマが
0トップというシステムで戦っていた。

自分が小学生のときのチームは、4-3-3。
特にディフェンシブハーフが誰とか、決まっておらず、
3人のハーフは「三角形を保て。」というコーチの指示のもと、
一人か二人、上がったら、一人か二人下がるということを
基本にしていた。

また、どのチームも4-3-3だったので、誰にマークするかが、
お互いわかりやすかった。

高校のチームでは4-4-2のダイアモンド型のハーフの布陣だった。
恥ずかしながら、高校のときにディフェンシブハーフというものを知った。
※その当時はボランチという言葉は浸透していなかった。
ダイアモンドの底に一人だけ、そのディフェンシブハーフを
置くシステムだった。

対戦相手も大体、同じシステムだったので、やはり、誰にマークつくかは
わかりやすかった。

小学校、中学、高校と、同じ市内で育ったが、
大学は他県に行った。

そこでわかったことだが、同世代は大体同じように、
4-3-3やダイアモンド型のシステムでやってきたようだ。

しかし、いつの間にかダブルボランチが世界の主流になっていた。
ACミラン全盛の時代が1988年から1995年くらいまであった。
違うかもしれないが、ACミランの影響でダブルボランチが
流行ったのではないか。

アンチェロッティとライカールト。
そして、アンチェロッティの後を継ぐアルベルティーニ。
オールコート・ゾーンプレスを実践する上で、本当に鍵になるのが
この2人のボランチだった。

1990年のイタリアW杯、1994年のアメリカW杯でもボランチを
2枚置くチームが多かった。

アメリカW杯で優勝したブラジルも、
ドゥンガとマウロ・シルバという強力なダブルボランチだった。

大学のときに、キャプテンだった私は、システム決めを任されていた。
普段は4-4-2のダイアモンドで試合をしていたが、
今はダブルボランチが主流だろ!ということで、試してみた。

試合が始まってすぐにわかったことだが、二人のダブルボランチは
どう動いていいか、まったくわからず、同じポジションにいて、
マークもつかず、二人ともぽつねんという感じで止まっていた。

確か試合は負けたと思うが、次の試合からダイアモンドに戻した。

やはり、慣れていないシステムというのは難しいのだ。

遠い記憶を思い出したわけだが、今の選手たちは本当に大変だと思う。
今、システムがたくさん存在していて、どのチームも対戦相手は
おそらく違うシステムで対戦しているだろう。
また、自分のチームでも、小学校、中学校、高校で違うシステムだろう。
自分たちのシステムも覚えなくちゃいけないし、
相手チームのシステムを見て、マークもしなくてはいけないし、
はっきりいって、わけがわからなくなるのではないか。

そんな時代で、必要な選手は中田英のような選手であろう。

中田を見ていて、年上年下関係なく言うので、
言い方はきついように見えるが、
試合中は11人が11人、好きなイメージで試合していいわけがなく、
1人、指揮者が必要なのだ。

攻守にわたって、イメージできてるから、指揮的な役割ができる。
※ただ、ディフェンスにおいては、センターバックが基本的には
指示した方が良いだろう。
チームには、このような選手を一人育てる必要があり、権限を持たせた方が、
どの選手も動きやすくなると思う。
「中田みたいにやってくれ」と頼んでも、性格的に難しいかも知れないが、
豹変したら面白い。


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2009年10月8日木曜日

日本のドリブラーの現状

一昨日に世界にも日本にもファンタジスタがいなくなったことを書いた。

今回は世界には存在するが日本にはドリブラーと呼べる選手が
非常に少なくなっていることを書く。

これも非常に残念なことだ。

ファンタジスタの場合はデェフェンスのレベルアップため、
世界でも見られなくなったが、
ドリブラーは存在する。

メッシ、C.ロナウド、リベリー、ロッペン、レノン・・・

彼らがボールを持って、相手に向かっていったとき、
非常にわくわくする。

私は昔からファンタジスタよりもドリブラーの方が好きだった。
マラドーナをはじめ、リトバルスキー、ガスコイン、マルティン・バスケス、
ストイコビッチ、ドナドニ、ギッグス、カンチェルスキス、
ジュニーニョ・パウリスタ、ロナウジーニョ・・・

日本にも昔はわくわくさせてくれるドリブラーがいた。
釜本の時代では杉山がそうであり、
その次の世代では木村和司、金田、水沼などが上げられる。
その後に、カズ、福田正博。
その後に、前園。
近々では、田中達也、永井、玉田がドリブラーといえばドリブラーだろう。

個人的には永井が一番好きなドリブラーだが、代表にもまったく呼ばれず、
いつの間にかエスパルスに移籍しているし、見ることがほとんどない。

田中達也のドリブルは日本では通用するが外国人と対戦すると
よく取られる。

そして、日本代表でも活躍する玉田だが、スピードもあるしうまいが
派手さがない。ほぼ、間合いのみでしかけるため、
フェイントらしきものがない。

わくわく度が足らないのだ。

つまり、日本代表の現状から見てもわかるとおり、
強力なドリブラーが存在しない。
なぜか。
日本には、「空気を読め」という言葉がある。
小学生でも、プロでも、チームの空気がある。
例えば練習中にボールをずっと持っていて
取られると、「持ちすぎだ」とか言われる。

言われたほうは、「そうか、空気読んでなかったな。」と思い、
持ちすぎるのをやめる。

こんな感じで、ドリブル好きの少年も持ちすぎのをやめ、
そこそこドリブルして、パスを出したりする。

しかし、ドリブラーとして本気で生きたいという少年は、
おそらく「持ちすぎだぞ」と言われても、
「うるせえ、俺の勝手だろ!」と空気を壊す言葉か態度を示す。

そして、「なんで取られたんだろう」とか「次はこうすれば取られないな」
ということを考える。

そういう思考を持つ日本人サッカー選手が少なくなっているため、
ドリブラーとして育つことが少ないのではないか。

できれば金田さんあたりに、ドリブラー養成講座などを開いて
若い人たちに教えていただきたいくらいである。

また、ドリブラーがチームに一人いると、周りは非常に楽なのだ。
逆に相手は非常に嫌がる。
なので、若い人たちには、小さくまとまらないで、
究極のドリブラーを目指していただき、
将来、メッシのような選手が日本から出てくることを
期待します。


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2009年10月7日水曜日

バルサのサッカーをモデルとすることへの期待

昨日の投稿で、ファンタジスタがいなくなっていったことを述べた。

非常に残念なことだ。
昔みたいにディフェンスが甘くなることはありえない。
主審もファールを見逃し続ける。
この先も、ファンタジスタはあらわれないだろう。

では、どんな選手をモデルとして目指せばよいか。

バルセロナのアンドレス・イニエスタである。
世界のサッカーは残念なことに日本ではゴールシーンしか
ほとんど放映されないので、イニエスタのすごさを知っている人は
深夜にCLの準決勝や決勝を見ている人か
すかぱーかひかりTVかWOWWOWで
バルサの試合を見れる人に限られる。

また、派手なプレー、魅せるプレーはあまりしないので
どちらかというと通好みの選手だ。

日本のマスコミでは特にピックアップされないだろう。
しかし、今自分をもっともわくわくさせてくれる選手だ。

これだけ厳しい現代のプレスに対して、
瞬時にボールを置く位置を判断して、トラップやドリブルを行う。
その判断の速さと正確さは驚異的である。

是非、こどもたちにはこの選手を見てほしい。

そして、できれば時代はディフェンス重視サッカーから、
バルサのような、ポゼッション重視サッカーに変わってほしい。
ポゼッション重視でないと、おそらくイニエスタのような
プレースタイルで育つことはないだろう。
常にチーム全体で、ボールをキープしながら相手の隙を見つけ、
崩してゆく。
チームの方針が選手をその思考に向かわせ、選手はそれに伴った技術を
身に付けようとするのだから。


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2009年10月6日火曜日

W杯興奮度、4年ごとに下がっているのは私だけ?

1986年のメキシコW杯から見始めて、4年に一回の恒例行事として
欠かさず見ていたワールドカップ。
しかし、4年ごとに興味が薄れていくのは私だけであろうか。

おそらく、サッカーのレベルは上がっていると思う。
なのになぜ、興味が薄れていくのだろうか。

私の中の要因としては、14年前に現役をやめているからだろう。
現役のときは、W杯の試合を見るたび、
「こんな技、やってみたいなあ」と思い、次の日、
グランドで友人と練習してみたりしたが、
今は試合を見ても、「ふーん、うめえなあ」と
思うだけである。

しかし、現代サッカーにも原因はある。

それはディフェンスのレベルアップだと思う。
または、ディフェンス重視になったためである。

もう、86年の準々決勝のフランス対ブラジルのような、
ある意味ノーガードでの打ち合いみたいな試合は
見ることもないのであろう。

そして、ディフェンスの重視から、昔のファンタジスタ的な存在が、
不要になったからだろう。

おそらく、今の子供たちはメッシやC.ロナウドのような選手に
憧れるだろうが、ジーコやプラティニに変わる選手が
いなく、そんな選手になりたいとは思わないだろう。

なぜ、ディフェンス重視だとファンタジスタが不要か?
それはそのファンタジスタをつぶせば勝てるからだ。

そして、どの主審もファールに対して甘くなっていて、
どちらかというとディフェンスに有利になっている。

これによって、ファンタジスタとしてプレーをしたいと
思っていた選手は、プレースタイルを変えなければ
生きていけないと悟る。

中村俊輔がその典型だろう。

86年であれば、俊輔のような選手はディフェンス面での貢献を
免除されていただろう。その分、好きなようにイメージして、
好きなプレーをして観客を沸かせてくれただろう。

しかし、ファンタジスタもディフェンスをすることが
当たり前になった今、そのディフェンス意識と引き換えに、
面白いプレーが半減していってしまったのだ。
おそらく、2002年の日韓W杯での落選からそうせざるを
得なくなったのだろう。

しかし、私はそのW杯前に行われた日本対ホンジュラス戦での
俊輔が好きだし、もっと、わくわくして俊輔を見ていた。

これは俊輔に限らず、名波浩や小野伸二にもいえることで、
マイフェイバリットな選手たちの面白いプレーを見る機会が
少しづつ減っていき、見れなくなってしまうことは、
なんともさびしい限りである。


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2009年10月5日月曜日

ジダンさん、ごめんなさい。

昨日、投稿したブログ、ちょっと不安になったので、
マルセイユ・ルーレットとクライフ・ターンで検索してみた。
YouTubeでクライフ・ターンを見た。
あれ?ぜんぜん違うぞ。
あれがクライフ・ターン?
誰だ、嘘を教えたのは!
それとも複数のクライフ・ターンが存在するのか?
もし、クライフがそんな技使ってなかったら、
発明者はマラドーナか。
おそらく私と同じ勘違いをしている人も多いだろう。
(※そんな質問をYahoo知恵袋で同じような質問をしている人がいたので)
ということで、ジダンさん、ごめんなさい。

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なぜ30代フットサラーにはクライフ・ターンが必要か?

クライフ・ターンとは何か。

それは1970年代、オランダのヨハン・クライフが編み出した、
相手をかわす技である。

右足の足の裏でちょっと引いてキュインと反転して
左足の足の裏で抜ける。(右利きの場合)といういまだに
現代サッカーで重宝されている素晴らしい技術である。

しかし、近年ではジダンがマルセイユ・ルーレットなぞと、
もともと自分の技であるかのように
勝手に改名しているので、そちらの方が有名かもしれない。

私がクライフターンを初めて見たのが中学生のとき。
クライフではなく、1986年のメキシコW杯でマラドーナが
やっていたのを見て、興奮したことを覚えている。
(※その当時、11PMも裏でやっていてそちらも興奮していたが)

この技はフットサルでもよく使われる。
そして、よく使う人に共通に言えるのはキープ力が高い。

なぜ高いか。

一つはボールと体が一体となって移動するため、
相手は足を出しづらいから。
二つは体の反転の勢いで、瞬時にトップスピードに入れるためである。
急に本題に入るが、30代のフットサラーにとって
この技は非常に重要である。

なぜか?

サッカーでは「一発でいくな!」と試合中、お叱りを受けることがある。
ボールを取りに行って、かわされると数的不利になり、
ピンチが大きくなるからである。

しかし、フットサルでは結構一発で行ってボールを奪い、
カウンターで点を取れたりする。
そのため、サッカーよりも一発で行く率が高い。
つまり、一発でボールを取りに来た相手をかわす技として、
クライフ・ターンを使えば、チャンスが多くなるのである。

学生時代を思い出し、遊びフットサルの休憩の間に、
久々にクライフ・ターンの練習をしてみた。
フリーでやる分にはそんなに難しくない。
しかし、体を反転しているとき、
方向音痴の私はどの方向に行くのかよくわからくなかった。
一応、体に覚えこまそうと繰り返しやった。
その後、10分のフットサルを行ったがイメージとして、
瞬時に出てこない。
なので、試せずに終わった。

残念。

やはり、フェイントは若いうちに体に覚えさすことが重要だと
気づいた気がした37の夜でした。


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2009年10月3日土曜日

「浮かしたパス」は有効か?

フットサルを30代から始めている。
周りのチームメイトも同年代だ。

試合前に私は「フットサルでも浮かしたパス
(相手の頭上を越えるパス)は使えるでしょ。」と話したが、
仲間の一人は「いや、浮かすのはなしでしょ。」といった。

その当時は、フットサルのルールぐらいしか知らず、
フットサルの雑誌もDVDも見たことがなかったので、
私は「そうかなあ・・」と釈然としない気持ちで
浮かしたパスを封印していた。

後日、フットサルのDVDを借りて、見てみると必要に応じて
浮かしたパスは使われていた。

ほら、やっぱり!

最も浮かしたパスが必要な状況というのがあるのだ。
ボールをハーフウェイラインくらいでアラが持っていたとして、
相手アラがコースを切っていて、
味方ピヴォ(またはアラ)が相手ベッキ(またはアラ)の裏を取ったとき。
つまり、キーパーと1対1になって決定的なチャンスが生まれるとき。
そのときに浮かしたパスは絶対的に有効であるのだ。

なぜ仲間は浮かしたパスをなしと思ったのだろうか。

確かに基本はグランダー(ゴロ)のパスだ。これは認める。
また、ゴロよりも浮かしの方がトラップが難しい。これも認める。

それ以外になんだろう?
また、浮かしたパスはサッカーのボールより小さいため
難しいと思われがちなのではなかろうか?

私が教わったサッカー教室では、短い距離(20mくらい)で
相手の頭上を越したパスはチップキックといって、
つま先でボールの下をざっと蹴って、ちょっと逆スピンをかけるような
感じなのである(わかりづらいかな?)。

フットサルをやる上で、ボールが4号だと足の大きい大人にとって、
このチップキックが難しいのである。
(※このチップキックだが、プロのフットサルコーチは
シュートで使っていた。
おそらくゴール上隅を狙うのにいいのだろう。)

では、チップキックではない蹴り方ではどうか。
それはスプーンで掬うような蹴り方である。
ちょっとボールを足に乗せて、ボールを投げるように押し出すのである。
この蹴り方、サッカー教室で教えているところはあまりないと思われる。

小学生のときに試したことがなかったので、
大人になって5号ボールでやってみた。
結構難しいのだ。
おそらく小学生の足の小さい時期に4号ボールで
やっても難易度は同じだろう。

確かにサッカーの試合で、そんなに使われることがない。
だから、30過ぎてフットサルを始める人にとって
浮かすパス=チップキックであり、それが難しいため
選択肢というか発想がないのではなかろうか。

しかし、大人になって、4号ボールでやってみると
そんなに難しくない。
5号は重さもあって掬う感じが難しいが、
4号は軽く小さいため簡単に掬えるのだ。

しかし、練習は必要。
この歳で反復練習はないだろうと思わないでいただきたい。
駅のプラットフォームでサラリーマンが傘で
ゴルフのスウィングをしているのと同じで、
試合でその練習成果が出るとどんどん面白くなってくる。


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2009年10月2日金曜日

フットサルの足の裏トラップ

なぜフットサルでは、ゴロのボールを足の裏でトラップするのか?

サッカー経験者の私にはわからなかったが、フットサルを
始めてからよくわかった。
結論から言うと、「トラップが安定する」からである。

小学校のサッカースクールではトラップは
インサイドでするように教わった。
しかし、なぜインサイドでトラップするか。
それは足の面積の広さである。
そして、同じ面積でもアウトサイドは足の出し方として
難しいからである。
しかし、足の裏も結構面積が広い。

なぜ足の裏ではだめか。
それは今まで考えたことがなかった。
そして、Yahoo知恵袋からはっとさせられる答えがあった。
サッカーはグランドで行うため、イレギュラーがあり、
足の裏でとめようとするとミスがおきやすいからだ。

そのことに気づいてから私は足の裏でトラップするようにした。
しばらくは慣れなくて、なかなか足の裏が出てこなかったが、
ずっと意識していると自然に出るようになってきた。
そして、トラップも出来るようになってきた。

ん、待てよ?
インサイドのトラップでも自分はトラップに自信があったから
安定していたぞ。
なぜ足の裏なんだ?と思いながらフットサルをしていたら、
ものすごい速いパスが飛んできた。
そのとき不覚にもトラップミスをしてしまった。

ああ、こういうことか。

インサイドだと速いボールの勢いを消すのに、スッと足を引いたり、
または少し上から足を出したりして、結構高い技術がいるのだ。
しかし、足の裏は足の裏に当たりさえすればボールは下に落ちる。

フットサルでは、インターセプトされないために速いパスを出すことが多い。
また、サッカーではトラップするときインサイドで前に
トラップするので、そこをディフェンスに狙われやすいということもある。
コートが狭いため、大きめのトラップをすると取られやすいのだ。
だから、足の裏でトラップするのが基本になったのだ。

それに気づいてから、私は足の裏でトラップするようになった。
しかし、飛んできたボールに対して体のセンターにくるように
体を移動しなくてはならない。
体からずれたボールにはインサイド、またはアウトサイドで
トラップしている。

この歳になっても新しい技術を覚えることは結構楽しいことである。


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