2009年10月24日土曜日

ファールを流す主審の罪

今回も、全試合を見ているわけではないので、憶測で語ります。
いつから、主審はあんなにファールを流すようになったのだろうか。
全員が全員ではないが、Jリーグを見ていると大半は
よくファールを流す。
イタリアのセリエAも、見ているとファールを流している。
スペインのリーガとイギリスのプレミアでは、結構笛を吹いて、
ファールを見逃していないようだ。

Jリーグが始まってしばらく経ってからだった思うが、
「試合の流れを止めない」審判が良い審判だと言われた。
それが、ずっと残っているように思う。
見ている客にとって、何度も笛で試合が止まると面白みにかけるため、
ファールらしきものは流すということになったのだろう。
しかし、これは日本サッカー界にとって大きな判断ミスである。

なぜか。
1つは、攻撃力の低下。
2つは、守備力の低下。

まず、攻撃力の低下から。
ファールらしきを流されるということは、1対1のマッチアップを
しかけても、取られる確率の方が高くなる。
または、向かってくる相手をかわす技術があっても、体で抑えられて
しまうため、かわしきれない。
つまり、ディフェンス側が有利である。
ディフェンス側は、がつがつ行きやすく、思いっきり削っても
イエローカードも出ない。
だから、攻撃する側は、マッチアップをなるべく避けて、
後ろに戻したり、横に出したりすることが多くなる。
だから、Jリーグで、「こいつがボール持つと面白いなあ」と
思える選手が少なくなったのだ。

次に守備力の低下。
ファールらしきを流されるということは、ディフェンス側にとって、
大変ありがたい。
しかし、本当のディフェンス力が身につかない。
正当なタックル、体の入れ方、駆け引きなど、ディフェンスも様々な
技術を要する。しかし、ファールで止められるんだったら、
高いディフェンス能力がなくても、取れてしまう。
よって、本質的な守備力が低下してゆく。

このような現象が、Jリーグで起こっているのではないか。
Jリーグは全国的に影響力がある。
将来を担う子供たちにも影響があるのだ。

根本的に、「試合の流れを止めないため」に
ファールを流すのはおかしいと思う。
ファールはファールだ。
試合の流れを止めたのは、ファールでボールを奪う
へたくそディフェンスだ。
あくまでも選手の責任である。

Jリーグだけでなく、W杯の主審も流れを止めないように、
ファールを取らないことが多いように見受けられる。
サッカーのルールは世界共通であるなら、全主審も同様に
ファールをしっかり取るようにして欲しい。


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