2009年10月27日火曜日

フェイントのすすめ

私がもっともサッカーの面白さにはまったきっかけは、
フェイントである。
小学校のサッカースクールのコーチから最初に教わったのが、
左にステップして、右に出るという、もっともシンプルなフェイントだ。
最近のプロの試合でも、たまに見かけるが現在は
トラップのときに使う選手が多い。
マッチアップで使っても読まれやすいのだ。
ロナウジーニョがエラシコをあみだしたのも、
そのフェイントが読まれることを前提にしている。
小学生の私は、よくそのフェイントを練習した。
ミニゲームでもそのフェイントよく使うようになり、
回りの友達からは、私の苗字と組み合わせて○○フェイントと
と呼ばれたりした。
他にコーチから教わったフェイントは、またぎのフェイントだ。
右足でボールをまたいで、左に行くと見せかけるというやつである。

その後、小中高と歳をとってもフェイントは大好きだった。
テレビを見て、「これ使いたいな。」と思ったものを取り入れる。
木村和司さんが使っていたフェイントをよくまねていた。
木村和司さんが右ウィングで出てた頃、左足側にボールを置いて、
右足で欽チャン走りみたいな動きをして、左足で右にボールを運んで
抜けるという、滑稽なフェイントを使っていたが、
回りの友人も、他のプロも誰も使ってなかったので、
木村和司さんからあのフェイントを受け継いだのは
私だけだと思っている。

また、ラモスさんがボールを持っているときにいきなり止まり、
あたかも笛がなったかのようなしぐさをして、
地面にあるボールを手でとろうとして、縦に抜けるという信じられない
フェイントを使っていたが、「さすがにこれは使えないなあ。」
と思ったりした。

また、高校生のとき、高校サッカーもよくテレビでやっていたので、
技を取り入れた。
暁星高校の西念君だったと思うが、体を左右に振って2ステップ
でかわすだけだったが、次の日の練習前の個人練習で繰り返し
やったりした。

また、これも高校生のとき、自分でオリジナルのフェイントを
作ったりした。
左足でまたいで、またいだ左足を残しながら、右足でちょんと前に出して、
残した左足のアウトサイドで左に出るという技である。
ちょっと難しいフェイントだったので、練習前の個人練習で2週間
くらいかけて体得した。
20才くらいのとき、テレビを見ていたら、そのフェイントを
ブラジル代表のカフーが使っていた。
「いつ、俺のプレーを見てたんだろう。」などとうぬぼれた。
また、松井大輔の本にもあった。
止まった状態でのマッチアップでしか使えなかったが、
使ったらだいたい成功した。
いまだに、フットサルで使っている。

フェイントは、複数覚えると、組み合わせて使えるようになる。
キックフェイントとシザースを組み合わせてもよいし、
またぎとシザースを組み合わせてもよいし、
技が増えていくとどんどん楽しくなってくる。

プロの技でも、フリーでまず個人練習をしてみれば、
それほど難しくはない。
マルセイユ・ルーレットも、フリーであれば、ばんばん出来る。
ミニゲームか何かで、使うタイミングとかをマスターすれば
それはもう自分のものになる。(と思う)

フェイントには著作権がない。
テレビで見て、使いたいものがあれば、
後はひたすら個人練習をするだけだ。
時間をかければ、体得できるものなのだ。

中村俊輔がインタビューで「サッカーの醍醐味は?」
と聞かれたとき、「相手の逆をつくこと」と答えていた。
私は大変共感した。

まだ、現役選手の方は是非、フェイントおたくになって欲しいと
思います。以上、フェイントのすすめでした。


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