2009年11月19日木曜日

パチンコサッカー

なぜ、日本人は個人での突破をしなくなったのだろう。

Jリーグでも、日本代表でも、個人突破する選手が
あまり、見受けられない。
1対1の勝負を避けて、後ろに戻したりすることが多い。

また、1対1を仕掛ける選手は日本代表にあまり選ばれない。

元レッズの永井や相馬、家長、セレッソの乾や広島の柏木など、
ドリブルがうまいし、代表に呼ばれるかと思っていても、
全く呼ばれない。

代表の選手を見ると、ドリブルに卓越した選手があまりいない。
玉田くらいか。
大久保は昔、ドリブルうまかったのにほとんど見なくなった。
長谷部は最近になってドリブルを見るようになったが、
継続するのか。

前にも書いたが、ファンタジスタ的な存在が日本でも世界でも
少なくなっている。
世界にはドリブラーはたくさんいるが、日本では少なくなっている。

つまり、日本にはファンタジスタもドリブラーもいなくなっている。

この2つのタイプが消えつつある今、
日本のスタイルは、例えると、
パチンコが杭に当たって落ちていくように、
ボールがぽんぽん動いていくことが主体のようだ。

日本代表はスペインのスタイルをモデルにしているらしいが、
スペインとはぜんぜん違う。
イニエスタとシルバという素晴らしいドリブラーがいる。

バルセロナでも、メッシとイニエスタとアウベスがいるし、
ペドロやシャビもドリブルがうまい。
バルセロナでは、カンテラの頃から、
サイドのアタックゾーンでは1対1をしかけろと
教わっているそうだ。

そういう中でメッシやイニエスタのような選手が
育ってきたとすれば、
日本がスペインやバルセロナをモデルにするならば、
もっと1対1で仕掛けていく風土が出てきても
いいんじゃないかと思う。

しばらくは、このパチンコサッカーを見るしかなさそうなので、
何年後かの乾、柏木の代表に期待したいと思っている。


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3 件のコメント:

  1. 息子のチームのサッカーを観てて思うことがよくあるのですが、本来シュートを打つことが目的のはずなのに、なんだかパスをつなぐ事が目的にすり替わってるように感じることがあります。さんざんつなぐのだけれどゴール前でのアイディアが足りない。シュートで終われない。仕掛ける選手も徐々に少なくなってきている気がする。実は監督や指導者の持っているコンセプトがあいまいで、なんとなくスペイン風にみたいな感じだったりして。あると思います。

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  2. sasacchiさん、こんにちは。
    はじめてコメントさせていただきます。
    本当に同感!
    息子は県トレセンに入っていますが、トレセンでリスクをおかさず、早い判断でシンプルに・・・と指導を受けているようです。
    でも、うちの息子はドリブルサッカーのチームに入っていて、1対1に負けないドリブルをして、仕掛けて崩すサッカーをしています。
    トレセンとは真逆?
    なかなか認められない部分もありますが、自分のスタイルを信じて突き進んでいます。
    観客が沸くような、面白いプレーをするスター選手、日本にも欲しいですね!

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  3. 先日はコメントありがとうございました。

    私はサッカーの事は分かりませんが、この記事を読んでやっぱり・・・と思いました。
    現在所属のチームもドリブルはもちろんロング、ミドルシュート等も怒られてしまいます。
    とにかくパスにこだわります。
    スペインサッカーだと聞いたのですが・・・?
    スペインサッカーの原点は自由な発想なんじゃないのでしょうか?


    みんな『なんちゃってスペイン』って言ってますがね。
    ここだけの話です・・・(笑)

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