2009年11月11日水曜日

篭城作戦

CLのルビン・カザンvsバルセロナの試合を見た。

この試合で、バルセロナは勝たないと
CLのグループリーグ突破が
厳しくなってくるという状況だった。

ルビン・カザンのホーム(ロシア)だったので、
少しは攻めてくるかと思ったが、
ルビン・カザンは全員下がって、がっちがちに守った。

バルセロナの選手も、そんなに動きは悪くなかった。
メッシもよくボールを取られはしたが、2人くらい交わすシーンも
あった。
イニエスタも「あんだけしかけて、よくボールを取られないな」と
思うくらい、キープやドリブル突破を行っていた。
シャビも、悪くなかった。新たな発見だったが、
シャビはドリブルもうまいことがわかった。

しかし、結果は0対0。

鉄壁の守備を崩すことは出来なかった。

解説の金子達仁さんは、前半途中で
「この守備に勝つには、一旦相手にボールを渡して
カウンターを狙ったほうがいいんじゃないか。」
というようなことを言っていた。
私もそれには賛成だった。

しかし、バルセロナは、後半も前半と全く同じように戦っていた。
王者としての姿勢だろうか。
相手によって、戦い方を変えないという、
強い信念を感じた。

私は以前、浦和レッズが天皇杯で、松本山雅FCに負けた試合を
例に「個人のレベルアップが足らない。」というのが原因だと
このブログで書いた。
おそらく、松本山雅もルビン・カザンと同じような戦い方を
したのだろう。
だとしたら、個人のレベルアップうんぬんの話ではないかもしれない。

明らかに格上の相手に勝つには篭城作戦しかない。
しかし、ルビン・カザンがどのチームにもこれをやったら
どうなるか?
もしかしたら、CL優勝するかもしれない。
不調でないバルセロナにホーム&アウェイで1勝1分け。
結果は雄弁だ。
結局、最強の戦術は、篭城作戦ではないか。

しかし、どのチームも篭城作戦をやりだしたら、
人気はがた落ちするだろう。

レベルは急に低くなるが、自分がやっているフットサルでも、
ガチの大会で、全員下がって、ひたすらカウンターを
狙うチームがある。
そういうチームの方が勝つことが多い。
篭城作戦が有利であることを示唆している。

サッカーで、篭城作戦をやるということは
お客さんにとってボクシングで例えると、
ガードとクリンチだけの選手を
見ることになりはしないか。

サッカーもボクシングと同じように判定を入れることを
検討したほうがいいかもしれない。


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