2009年11月5日木曜日

栄枯盛衰

プロサッカー選手のピークはいつなのだろうか?

今までのブログで、
「中村俊輔に、昔のパフォーマンスを見せて欲しい」、とか
「U-23に選ばれた選手が、歳を重ねるごとに消えていく」、などを
原因らしきコメントも入れて書いた。
しかし、原因は違うかもしれない。
改めていろんな選手を思い返すと、
肉体的なピークは20から23くらいで、
そこから少しづつ衰えていっているようである。

マラドーナも、86年のメキシコW杯のときは、25,26で、
90年のイタリア大会では、29,30くらい。
イタリア大会のときも、素晴らしいパフォーマンスは見せていたが、
メキシコ大会から比べると、「ずいぶん落ちたなあ」
という印象が残った。

マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグスも、
若いときデビューしたが、スピードが落ちないターンを
混ぜたドリブルを披露し、相手ディフェンダーを
きりきりまいにさせていた。
しかし、しばらくしたら、そのドリブルがあまり
見れなくなった。

前園もそうかもしれない。
印象としては、急に落ちたように思った。
フリューゲルスでのごたごたとか、
精神的に参っていたのかと思ったが、
20くらいで肉体ピークを迎えているとすれば
26になったら、キレは戻ってこないかもしれない。

カズも1998年のフランス大会でメンバーから外されてしまった。
「なぜカズを外した」という声も聞かれるが、
昔からカズをずっと見てきた人なら、あきらかにわかる。
アジア予選でも、フランスで行われた練習試合でも、
以前のカズとは全く違う。
昔のキレは、ほとんどなかった。

特に、若いときにドリブラーだった選手にとっては、
その衰えようは衝撃と共に訪れるのではないだろうか。

そのときが来たときに、どう方向転換するかが
重要だと思う。

もっともいい転換をはかった選手はライアン・ギグスだろう。
ショートパス、ロングパス、フリーキックなど、
なんでも出来るユーティリティプレイヤーとなった。
いけるときは、ドリブル突破もする。
昔みたいな高速ドリブルは見れないが、今、ギグスを見ても
わくわくする。

肉体は衰えても、技術は衰えない。
若いうちから、技術を蓄えておくことで、
選手生命は長くなっていくと思う。


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1 件のコメント:

  1. こんにちは。なみぶたぁのだんなです。
    コメントありがとうございます。

    サッカーって選手生命が短いですよね。
    うちの子は将来間違っても仕事にできるようなレベルではなくエンジョイ系なのですが、何歳になってもサッカーを楽しめるようだったら羨ましいですね。

    是非また訪問してください。

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