2009年11月7日土曜日

シュートを打たない日本人

なぜ、日本人は「ゴール前での迫力がない」と言われるのだろう。

よく、ネットでも、知人でも「日本人はシュートを打たない」
という話が出てくる。
ゴール前で、「打つか!?」というシーンで、パスを選択する
選手を良く見かける。

原因の1つとして、前提があって、
「よりフリーな選手がシュートを打ったほうが入る確率が高い。」
という意識がある。
先日、プレミアリーグで、バーミンガムとマンチェスターCの試合
を見ていたが、日本人の解説者が、
「こちらの選手、フリーでしたね。シュートじゃなくて、
フリーな選手に出していれば」というようなことを言っていた。
また、中村俊輔も、
「こっちに出してくれれば、キーパーと1対1だったのに。」
ということをインタビューで口にしていた。

しかし、本当にフリーな選手が打ったほうが入る確率は高いのだろうか?
状況によっては、ディフェンダーがブラインドになって、
キーパーにとって見え辛くなることがある。
ヨーロッパや南米では、
「よりフリーな選手がシュートを打ったほうが入る確率が高い。」ではなく、
「状況によっては、フリーな選手よりも、自分で打ったほうが入る」という
意識が強いのではないだろうか。

もう一つの原因は、「ヒーローになりたい」という意識が少ない。
前に、柳沢選手がインタビューで、
「点が入るなら、自分でなくてもいい」と答えていた。
また、ミッドフィルダーの選手に多いのが、 
「自分で決めるのもいいですけど、自分のパスで、他の人が
決めてくれる方が嬉しい。」という言葉をよく耳にする。
この答えを批判するのではなくて、もっと我の強いコメントを
出す人はいないのだろうか?と思ってしまう。
「ヒーローになりたい」という意識は、プロにとって大切な意識だと思う。
その意識が、「俺が決めてやる!!」という気迫になって、
シュートに魂がこもるのではないか。

最も大きな原因は、練習が足らないんじゃないかと思う。
Jリーグの試合を見ていると、ロングシュートが枠に
いかないことを見る。
また、いろんな状況でのシュート練習とか、やってるのだろうか。
やっている上で、「ゴール前での迫力がない」と言われるのであれば、
もうあきらめるしかないか。

昔のジュビロの中山選手みたいに、1試合、4点5点と取れる
選手が出てきて欲しい。
W杯で通用するには、Jリーグで大暴れするくらいじゃないと
難しいと思う。


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1 件のコメント:

  1. ささっちさん、はじめまして。
    先日はブログへのコメントありがとうございました。

    仰る通り、シュートレンジにいても、シュートを打たない子供達が多いですね。最近は、その辺りを意識して、練習させています。

    また、お邪魔させていただきますね。

    では、応援凸!

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