フットサルを30代から始めている。
周りのチームメイトも同年代だ。
試合前に私は「フットサルでも浮かしたパス
(相手の頭上を越えるパス)は使えるでしょ。」と話したが、
仲間の一人は「いや、浮かすのはなしでしょ。」といった。
その当時は、フットサルのルールぐらいしか知らず、
フットサルの雑誌もDVDも見たことがなかったので、
私は「そうかなあ・・」と釈然としない気持ちで
浮かしたパスを封印していた。
後日、フットサルのDVDを借りて、見てみると必要に応じて
浮かしたパスは使われていた。
ほら、やっぱり!
最も浮かしたパスが必要な状況というのがあるのだ。
ボールをハーフウェイラインくらいでアラが持っていたとして、
相手アラがコースを切っていて、
味方ピヴォ(またはアラ)が相手ベッキ(またはアラ)の裏を取ったとき。
つまり、キーパーと1対1になって決定的なチャンスが生まれるとき。
そのときに浮かしたパスは絶対的に有効であるのだ。
なぜ仲間は浮かしたパスをなしと思ったのだろうか。
確かに基本はグランダー(ゴロ)のパスだ。これは認める。
また、ゴロよりも浮かしの方がトラップが難しい。これも認める。
それ以外になんだろう?
また、浮かしたパスはサッカーのボールより小さいため
難しいと思われがちなのではなかろうか?
私が教わったサッカー教室では、短い距離(20mくらい)で
相手の頭上を越したパスはチップキックといって、
つま先でボールの下をざっと蹴って、ちょっと逆スピンをかけるような
感じなのである(わかりづらいかな?)。
フットサルをやる上で、ボールが4号だと足の大きい大人にとって、
このチップキックが難しいのである。
(※このチップキックだが、プロのフットサルコーチは
シュートで使っていた。
おそらくゴール上隅を狙うのにいいのだろう。)
では、チップキックではない蹴り方ではどうか。
それはスプーンで掬うような蹴り方である。
ちょっとボールを足に乗せて、ボールを投げるように押し出すのである。
この蹴り方、サッカー教室で教えているところはあまりないと思われる。
小学生のときに試したことがなかったので、
大人になって5号ボールでやってみた。
結構難しいのだ。
おそらく小学生の足の小さい時期に4号ボールで
やっても難易度は同じだろう。
確かにサッカーの試合で、そんなに使われることがない。
だから、30過ぎてフットサルを始める人にとって
浮かすパス=チップキックであり、それが難しいため
選択肢というか発想がないのではなかろうか。
しかし、大人になって、4号ボールでやってみると
そんなに難しくない。
5号は重さもあって掬う感じが難しいが、
4号は軽く小さいため簡単に掬えるのだ。
しかし、練習は必要。
この歳で反復練習はないだろうと思わないでいただきたい。
駅のプラットフォームでサラリーマンが傘で
ゴルフのスウィングをしているのと同じで、
試合でその練習成果が出るとどんどん面白くなってくる。
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