2009年12月19日土曜日

ボールポゼッション

クラブワールドカップのアトランテ(メキシコ)と
バルセロナの試合を見た。

前にアトランテとオークランドシティ(ニュージーランド)
の試合を見て、圧倒的にアトランテがゲームを支配していた
し、結構みな速くてうまいので、バルセロナは苦戦するだろう
と思っていた。

しかし、試合が始まってみると、格の違いが明らかだった。
アトランテはオークランドシティに対して7割の
ボールポゼッション率であったが、
バルサとやれば全く逆となり、バルセロナが7割の
ポゼッションを取った。

この結果から見てわかることは、アトランテはボールを
チーム全体でキープしたくてもバルサ相手だとできない
ということ。
つまり、バルセロナはディフェンス力も強いということが
わかる。
また、バルサからボールを奪いたくてもできないと
いうことができる。
バルセロナはカンテラの子供の頃からボールポゼッションの
練習をするらしい。
狭いコートで10対10くらいの人数でパスを回す練習を
している。
それが、あの芸術的パス回しに直結しているようだ。
第2の動き、第3の動きが実にスムーズだ。

おそらく、決勝のエストゥディアンテス戦でも
ボールポゼッションで圧倒するだろう。
ベロンの活躍も期待して、いい試合になることを
期待している。

2009年12月8日火曜日

追い回しプレス

最近のJ1、J2の試合を見て気になっていることがある。
オフェンシブの選手がディフェンスにがんばっていて、
相手のバックがパスをゆっくり回そうとしたときに
トップやオフェンシブハーフが追い回している姿を
を良く見る。

以前にも、親善試合のオランダvs日本の感想として、
あのようなプレスはやめた方がいいと書いた。

しかし、Jリーグでも追い回しをやっているチームが
多いように見受けられる。

私はこのプレスが効果的でないとは思わない。
相手チームは自由にパスを回せないし、
ボールを奪える可能性も高い。

しかし、はっきり言って面白くない。
追い回しによる体力の消耗から影響。
1つはミスが多い。
2つは1対1も仕掛けない。またはキープできない。
3つはトップの裏への飛び出しも少ない。

相手の自由も奪うが自分たちの自由も奪う。

見ている客の中には、高い技術を見に来ている人も
いるだろうが、その高い技術をつぶしあっていることに
力を注ぎすぎているため、 
高い技術を見ることが出来ない。

勝つためにはそうするしかないか。
南アフリカW杯も同じようなプレスを仕掛ける
のだろう。
今後もこんなプレスが日本の主流になりそうだ。

勝敗以上に面白いプレー、迫力ある攻撃を見たい
日本代表ファンにとっては、
あまり期待が出来るW杯にはならなさそうである。


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2009年12月2日水曜日

ペース配分

先日、ダイエットのため、10kmジョギングした。

近くに大きい公園があり、その外周を走った。
時間を見ると1時間30分かかった。

あれ?1時間30分ってサッカーの試合の時間と同じだな。
海外の代表選手の試合走行距離が
11kmだとかテレビでやってたな。
そんな速いペースで走ってないぞ。
時速で換算すると1時間30分の3分の2が1時間なので、
例えば1試合12km走ったとしたら平均時速はその3分の2なので、
時速8km。
これって、スポーツジムのランニングマシーンを使っている
おばちゃんでもこれくらいのペースだぞ。

前に日本代表の試合で、全選手の走行距離を測っていた。
そして長い距離を走るように指示が出ていたそうだが、
ほとんど意味がないのではないか。

サッカーの体力の使い方は実に複雑だ。
1対1では100%だったり、
ボールがないところでは30%だったり、
ボールをもらう動きでは70%だったり。
また、走る距離も30m、20m、10mとさまざま。
また、ボールの収まりが悪いチーム
(トラップミス、パスミスが多いチーム)では、
攻守の切り替えが多くなるため、体力の消費が多くなったりする。

無酸素運動と有酸素運動の繰り返しで、
本当にきつい。

要は距離の問題でなく、1試合通して効果的な動きが
連続して出来ているかの問題が重要ではないか。

そして、効果的な動きをするための体力の問題として
ペース配分がある。

2006年ドイツW杯の日本vsオーストラリアで、
ヒディング監督が選手に指示したことを
テレビで放映されていた。
「日本は後半20分くらいから体力が落ちる。その時間が勝負だ。」
という内容だった。

要するに、日本人はペース配分を考えない、
または、ペース配分が下手であるということである。

私もサッカー人生を通して、ペース配分を教わったことはない。
ヨーロッパや南米はどうなんだろう。

技術や戦術を覚えることがサッカーにおいて最も重要なことでは
あるが、うまい「さぼり方」を覚えることも重要なように思う。


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2009年12月1日火曜日

上空図

CLのバルセロナvsインテルの試合を見た。

バルセロナのホームではあるが、負けると
CL予選グループリーグ敗退が濃厚になってくる
というプレッシャーのかかった試合だった。

さらにメッシとイブラヒモビッチが怪我のため
先発から外れていた。

これはピンチだぞとか一瞬思ったが、
結果を先に知っていたため安心して見ていた。

試合開始からバルセロナは往年のACミランの
ごとく、相手陣内で激しいプレスをかけまくる
という戦術を取った。

前半の途中でコーナーから1点、何分後かして
素晴らしいパス回しからペドロが2点目を決めた。

後半もバルサのペースで2-0の勝利。
メッシもイブラヒモビッチも休ますことが出来て
言うことなしの試合だった。

この試合の2点目にスポットを当てる。
イニエスタからシャビにパスを出して、
それをシャビがアウベスにスルーパスを出したシーン。

ここに1つの疑問がある。
イニエスタはアウベスにパスを出せたはず。
なぜシャビに?

可能性として3つ考えた。
①普段の練習で同じような形があった。
②アウベスに出すと相手DFが詰めれる位置だったので
とりあえず近くにいるシャビに。
③シャビから見えるパスコースがイニエスタにわかった。

①か②だったらまあそうだろうなと思うが、
③だったらすご過ぎじゃないか。
イニエスタには3つの目があって
1つの目は上空からコートを見ているようである。

事実はわからないが、他のプレーを見ていても
そんな感じがする。

2005年に初めてイニエスタを見てから4年。
年々進化している姿に頭が下がる。

※バロンドール、やはりメッシでした。
2位と4位、順位が逆でしょ?
やはり、派手なプレーしないとだめなのかな・・

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